
昨今のリモートワーク環境に欠かせないPCカメラ。パソコン内蔵のカメラの画質や画角に不満を覚えるビジネスパーソンも多いだろう。
そんな中、オンラインでの打ち合わせや商談などコミュニケーションを円滑に行うために役立つ外付けのWEBカメラ「Anker PowerConf C300」がアンカーから初めて発売された。
1080pのフルHD画質によりくっきりと鮮明な映像を実現。さらに、アンカー独自の『AnkerWork ソフトウェア』をPCへインストールすることにより、自動で被写体へピントをあわせる「オートフォーカス機能」が使える。
その他、自動追尾する「モーショントラッキング機能」、画角の最適化をはかる「オートフレーム機能」など充実したオンライン会議をサポートする機能が盛り込まれている。
また、映像と同じくらいオンライン会議で重要な音声に関しても抜かりない。カメラに内蔵されたマイクは、環境音を抑える「ノイズリダクション機能」に対応。そして、音量を一定に保つように自動調整する「オートゲインコントロール機能」をも備える。
鮮明な映像・広い画角・明瞭な音声。三方良しとも言えるWEBカメラ「Anker PowerConf C300」の機能をざっと紹介していくことにする。
製品仕様はこちら。
- 製品名:Anker PowerConf C300
- 型番:A3361011
- JAN:4571411194931
- メーカー:アンカー・ジャパン株式会社(東京都千代田区)
- 種別:フルHD Webカメラ
- サイズ(約):99mm×30mm×30mm(※クリップ部を除く)
- 重量(約):127g
- 接続端子:USB Type-C
- 入力:5V = 1A
- 画質:Max1920×1080画素
- フレームレート(FPS):Max60fps
- 視野角:78°~115°
- モーショントラッキング機能:対応
- オートフレーム機能:対応
- オートフォーカス機能:対応
- ノイズリダクション機能:対応
- オートゲインコントロール機能:対応
- Zoom認証:Zoom Personal Workspace認証取得
- 対応機種:Windows 7以降、Mac OS 10.1以降
- メーカー保証:18ヶ月
- 同梱物:「Anker PowerConf C300」本体、1.5メートルUSB-C to USB-Cケーブル、USB-C to USB-A変換アダプター、プライバシーシールド、取扱説明書、安全マニュアル
フルHDの高画質で鮮明な映像を実現

今までは対面でのコミュニケーションが主だったが、リモートワーク環境下ではZOOM・Google Meet・Microsoft Teams等のビデオ会議ソフトを活用してビジネスをしているなんて珍しくない。むしろ一般化してきたのではないだろうか。
そういったことを背景にして浸透しているビデオ会議だが、パソコンに内蔵されているインカメラの画質に不満を覚えたことはないだろうか。
と言っても、自分の映像を見る機会はあまりないので気付かない人も多いが、実は結構荒かったりする。一昔前のパソコンなら尚更だ。
不鮮明な画質では、自分の表情が相手に伝わりにくい。気心の知れた同僚との車内MTGならまだしも、外部会社との商談の場においては、やはりこちらの表情が伝わるに越したことはない。
そこでだ、やっぱり映像のクオリティをパソコンのインカメラだけに頼っていては限界がある。
この「Anker PowerConf C300」は、1080pのフルHD画質を誇り、自動で明るさ調整を行うスペックを有している。より鮮明にこちらの表情が伝わりやすく、ハンドジェスチャーも鮮明に映してくれる。

そして、部屋の間取り上、どうしても窓際で逆光差し込んだり、暗い場所にいなくてはならない場合においても、HDR撮影に対応していることで鮮明な高画質を実現するのだ。

さらに、パソコンへ『AnkerWork ソフトウェア』というアプリケーションをダウンロードすることによって、シーンに応じて最適化が図られた標準モード・ライブ配信モード・会議室モード・カスタムモードが使える。
そして、AI機能を活用した様々な機能も使えるようになる。それが「オートフォーカス」「モーショントラッキング」「オートフレーム」だ。
「オートフォーカス機能」により、メーカー公称値で約0.35秒の高速オートフォーカスを可能にする。普段は被写体の顔を自動認識してピントをあわせ、カメラの前で物を持ってプレゼンするときには物に自動でピントが合う便利な機能だ。
ビジネスシーンで言えば、何か物を売り込む際に役立つ。手元の商品がボケずにピントが合うことで、商談相手にしっかり見てもらえることで伝わりやすいプレゼンになるだろう。
「モーショントラッキング(自動追尾機能)」「オートフレーム」は、セミナーや勉強会のように立ちながら話をする際に有効。左右に動きながらでも追尾して映像を最適化してくれるのだ。
『AnkerWork ソフトウェア』をダウンロードしてこれらの機能を使うには、システム的な要件としてWindows 7以降・Mac OS 10.1以降であることが求められる。今使っている、もしくは使う予定のあるパソコンを事前にチェックしておくと良いだろう。
広い画角。外付けであることのメリット

多くのノートパソコンでは、ディスプレイの上部にインカメラが設置してある。故にパソコンを操作しながらだと、どうしても覗き込むよむような格好で映ってしまう。
そうすると顎を引くので、顎下の肉が出てしまい、自分の顔がどうもブサイク?になりがちだ。笑
あと、見下ろすような格好になってしまい、人によっては威圧感が出てしまう。
しかし、外付けカメラであれば、パソコン上部でなくともあらゆる場所に設置することが可能になる。
卓上の棚でも良いし、ミニ三脚やワイヤレス充電スタンドの上でも良い。カメラの挟み込むアタッチメントが設置できて、なおかつケーブルが届く範囲であればどこだって好きな位置にカメラをもってくることができる。
おすすめは自分の顔と水平になる高さに設置すること。より自然な顔の角度で移ることができるからだ。
オンラインでの会議は身体全体というよりも、顔にフォーカスする場合が多く、顔の映りひとつで印象も変わってくるだろう。そういった意味でも外付けカメラで好みの位置に設置できるメリットは大きいと思う。
ちなみに「Anker PowerConf C300」は、設置後にカメラを左右に角度調整できる仕様になっている。設置する高ささえ確保すれば左右の向きはある程度自在という訳だ。
また、最大で115°まで広く映る広角レンズを搭載しているので、ある程度なら複数人が同じ画角に収まる。オフィスの会議室などで一緒にオンライン会議をする際に役立つだろう。
個人的に感じることだが、カメラを切っていても、なんとなく見られている感じがして気持ちが悪い。同じように感じる人も少なくないはず。
そこで、カメラを使わないときには付属のプライバシーシールドを活用してほしい。
カメラ部分にシールで貼り付け、シールドをスライドできる仕様になっている。
オンライン会議が始まるときにシールド開けて、終了すれば閉じる。そんな開閉式の使い方が可能なので、プライバシーが気になる人にはうれしい付属品だろう。
ノイズリダクションで周囲の音を低減して快適な音声を届ける

オンライン会議で相手の言っていることが聞き取りにくく、聞き返すことでの気まずさを感じた経験はないだろうか。相手が外部の会社さんとの打ち合わせなどであれば、より気を遣ってしまう。
やはり音声品質はオンライン会議において大切なポイントになる。
「Anker PowerConf C300」のカメラにはマイクも内蔵されている。このマイクがまた多彩で、「ノイズリダクション機能」「オートゲインコントロール機能」に対応。
オフィスとは違い、自宅の環境によっては家族の声や近所の騒音があることも。自分の音声以外の生活音や環境音を低減させ、クリアな音声を会議相手に届けられるのが「ノイズリダクション機能」のメリットだ。
さらに「オートゲインコントロール機能」により、マイクが拾う音のボリュームを一定に保ってくれる。聞き取りやすい音量へ矯正してくれ、円滑な意思疎通の手助けになるのだ。
ライターから一言
パソコンのインカメラで事足りるなら最もスマートだろうが、やはりそれだけでは補えない機能もある。そして外付けならではの利点も。社内外問わず、ビジネスにおいてコミュニケーションは欠かせない要素であるからこそ、意思疎通を円滑にするカメラ「Anker PowerConf C300」に投資する価値があると思うのだ。
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2023.03.09 17:21 更新