
2006年にスウェーデンで生まれたオーディオブランド「JAYS」から発売されているワイヤレスイヤホン「JAYS t-Four Wireless」をピックアップ。
デザインとしてはマットでシンプルな北欧らしいお洒落な外観。使う人を選ばないミニマルな印象を受けます。
そして、気になるのが音質。低音にウォーム感があり、パワフルながら繊細さも兼ね備える高音質。5千円台なら非常にコスパが良いクオリティの高さを実現しています。
ノイキャンなどには対応していないものの、低反発イヤーピースが付いていて遮音性もバッチリ。周囲の環境音をある程度遮断して、音楽に没入できる遮音性を誇ります。
機能をしぼり、音楽視聴に磨きをかけているようなワイヤレスイヤホンでした。使ってみてなかなか良かったので、その様子をふまえてレビューしていきます。
製品仕様はこちら。
- 製品名:JAYS t-Four Wireless
- 型番:JS-TFW-M/G2、JS-TFW-GY2、JS-TFW-B/B2
- JANコード:4988481799315、4988481799308、4988481799322
- ブランド:JAYS
- 代理店:株式会社プリンストン(東京都千代田区)
- 種別:左右一体型ワイヤレスイヤホン
- ドライバー:10mm口径ダイナミック型
- 重量:16g
- 再生周波数帯域:20Hz~20000Hz
- 音圧感度:96db
- Bluetoothバージョン:4.1
- 最大ワイヤレス通信距離:10メートル
- 使用周波数帯域:2.4GHz
- 対応プロファイル:HSP、HFP、A2DP、AVRCP、DI
- 対応コーデック:SBC、AAC
- バッテリー種類:リチウムイオン
- 充電所要時間(約):2時間
- 連続再生時間(約):10時間
- 連続待受時間(約):120時間
- ケーブル長さ:43cm
- 同梱物:「JAYS t-Four Wireless」本体、シリコン製イヤーチップ(S・M・Lサイズ)、フォームイヤーチップ(S・M・Lサイズ)、充電用USBケーブル、説明書
外観をチェック。再生時間やリモコンも。

付属品には、イヤホン本体と充電ケーブル、そしてシリコン製イヤーピースが3サイズに加えて、低反発イヤーピースが3サイズ入っています。
イヤホンの種類としては、左右一体型ワイヤレスイヤホンに分類されます。左右のイヤホンをコードで繋いでいる一般的な形ですね。

デザインは1色使いでマット調。控えめな外観をしているのでファッションの一部としても取り入れやすいのではないかと思います。

コードはきしめんのように平べったい形状なので、絡まりにくくなっています。カバンの中やポッケの中に入れていてもスムーズに解けて使いやすいです。

バッテリーとリモコンが左右のコードの同じ位置に付いています。バランスが取れているおかげで、左右どちらか一方にコードが寄ってしまうこもありません。
だいたいの左右一体型ワイヤレスイヤホンが、どちらか一方のみリモコンやバッテリーが集中しています。しかし、「JAYS t-Four Wireless」は上手くバランスがとれているので安定したつけ心地を実現していますね。

音楽再生時間は、最長10時間もちます。イヤホンを充電する場合には、micro USBポートからケーブルを接続して約2時間で満充電できます。

今となっては使用頻度が低いmicro USBポートなのが少し残念ですね。

イヤホンをコントロールするには、コード右側に付いたリモコンから各種操作ができます。
真ん中のマルチファンクションボタンを1回押すと音楽の再生&停止、着信中に1回押して電話応答ができ2回押すと応答拒否になります。
プラスボタンを1回押せば音量アップ、長押しで曲送り。マイナスボタンを1回押して音量ダウン、長押しして曲戻しができます。
パンチのある低音、綺麗な中高音。分離感のある高音質に酔いしれた

カナル型をしたイヤホンの装着感を確かめていきましょう。

デフォルトではシリコン製のイヤーピースが付いています。ただ僕の好みとしては、低反発のイヤーピースがおすすめかな。


ギュッとつまんで耳に入れ、ジワァ~と広がるのを待ちます。すると耳穴に隙間なくしっかりフィットしてくれます。

遮音性がグッと上がり、環境音をカットして音楽への没入感を高められます。自宅であれば家族の話し声だったりテレビの音、さらには近所から聞こえてくる小学生の声なども抑えてくれて集中できます。
また、シリコン製に比べて、低音のズンズンする迫力や響きが格段に向上するので、一気にクラブにいるような感覚になりますね。

さて、音質についてレビューしていきましょう。
10mm口径のドライバー、そしてコーデックにはSBCとAACに対応しています。僕のiPhone 13 Proを使いApple Watchの音源を使用しました。

まず感じたのは低音の強さと綺麗なウォーム感。
いわゆるドンシャリで間違いないと思います。低音が強く、高音の突き抜け感も十分感じます。
そして、低音は音圧重視ってよりも、柔らかさと力強さが共存しているようなイメージ。
ニュアンスを伝えるのが難しいんですけど、ウーファーがついてるスピーカーってうるさかったりするじゃないですか。それよりも天然素材で作られた高級スピーカーみたいに温もりのある包まれるような低音のウォームな印象がいい感じ。
水っぽさすら感じさせるウェッティーで量感のある低音が素晴らしいと感じました。

低音のクセ強め系イヤホンかと思いきや、中音域から高音域にかけてもかすれず解像度の高さを実感します。ボーカルも綺麗だし、ピアノの音はハリがあり、十分満足できる仕上がり。
5千円台なら十分コスパの良く、音の良いワイヤレスイヤホンだと言えます。
PCに接続してオンライン会議にも活躍

ハンズフリー通話にもバッチリ対応していますので、スマホを取り出さずにイヤホン装着のまま応答できます。
外出中、街中で電話がかかってきたときにも使えるレベル感。明瞭な音声のやりとりが可能ですね。

そして今やワイヤレスイヤホンを選ぶ際には欠かせないPC接続をしてのオンライン会議。実際に何度か仕事で使用しました。

テレワーク中のWEB会議においても快適でした。会議相手の音声もクリアに聴こえ、こちら音声もマイクがしっかりキャッチして会議相手に伝えてくれます。

動画レビューはこちら
ライターから一言
デザインはシンプルで好みが分かれにくく、ボタンは大きめで操作しやすいし、WEB会議にも使えるし、音質も良ってことで誰でも使いやすいワイヤレスイヤホンでした。外れのないイヤホンを探している人はおすすめですよ。
今回紹介した商品はこちら
2023.03.09 16:12 更新