
メカっぽい外観が男心をくすぐる完全ワイヤレスイヤホン「GravaStar Sirius Pro(グラバスターシリウスプロ)」を入手したので試してみました。
重量感のあるデザイン、小型のイヤホン筐体、パキッとした高解像度の高音質などなど見どころ盛りだくさん。
デザインは好みでカッコよかったんですけど、出落ち感の漂う見た目だったので期待はしていませんでした・・が、期待以上に良かった(メーカーさん、外見で判断してゴメンナサイ)。
よくよくレビューしてみると、ドライバーはダイナミックに加えてKnowles製のバランスドアーマチュアの2基体制だったり、最新Bluetoothバージョン5.2対応だったり、とてもハイスペックな作り。
イヤホンの使用シーンに合わせて『ミュージックモード』『ゲーミングモード』『ムービーモード』の3種類から最適なモード切替えにも対応しています。
なかなか満足度の高い仕上がりだったので、試してみた様子をお届けしたいと思います。
[目次]
製品仕様はこちら。
- 製品名:GravaStar Sirius Pro(グラバスターシリウスプロ)
- JANコード:6972448920179
- 国内販売代理店:モダニティ株式会社(東京都港区)
- 寸法:イヤホン19.5mm×20mm×24.5mm、ケース62mm×59mm×20.8mm
- 重量:イヤホン約6g、ケース約100g
- Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.2
- 互換性:iOS12.0以上、Android 7.0以上
- ドライバーユニット:7.2mmダイナミック型ドライバー、Knowlesバランスドアーマチュアドライバー
- 抵抗:16Ω
- 振動数:2.4Hz
- 再生時間(約):イヤホン単体4時間、ケース込み12時間
- 充電所要時間(約):イヤホン1.5~2時間、ケース2時間
- 充電ポート:USB-C
- 防水等級:IPX5
- バッテリー:イヤホン35mA、ケース400mAh
- ワイヤレス通信距離:最大10メートル
- モード:ミュージックモード、ゲーミングモード、ムービーモード
- ボタン操作:タッチセンサー
- ハンズフリー通話:対応
- 生産国:中国
- 同梱物:「GravaStar Sirius Pro」本体(イヤホン&充電ケース)、イヤーピース、USB-Cケーブル、専用ケース
男心をくすぐる無骨な外観がかっこいい

昔、港に隣接する車部品を製造していた工場を見学した際、無機質な機械や鉄の塊がゴロゴロしている様子に惹かれていました。
まさにそんな雰囲気を醸し出すような、無骨でメカっぽさのある外観をしているのが、「GravaStar Sirius Pro(グラバスターシリウスプロ)」。

男心をくすぐるデザインがかっこいい・・。
重量感もあり、質感もメカメカしくて凄みがありますね。

片手で握れるほどで、比較的スリムなのでポケットにもすんなり収納して持ち歩けます。
シルバーカラーをベースにしたケースの中央には空間があり、なんと栓抜きとしても使える遊び心も持ち合わせています。


ケースからイヤホンを取り出すときのギミックも面白くて、横のボタンをプッシュすると勢いよく開きます。

イヤホン筐体は非常に小さく、指先にちょこんと乗るくらい。
小型なので耳に装着したときに見た目がスマートですね。
ただし、つるつるとした肌触りをしているので、手が乾燥している場合には滑って取り出しにくかったです。笑

ハウジングはタッチパネルになっていて、タッチして操作します。
ワンタップで音楽を再生したり一時停止することができます。加えて、ダブルタップで曲送りや曲戻し、トリプルタップで『ゲーミングモード』『ムービーモード』『ミュージックモード』の切り替え、さらに長押しで音量の上げ下げが可能。
触れてすぐさま反応するタッチ感度の良さも使いやすかったですよ。
見た目によらず快適な付け心地。しかし遮音性には留意

カナル型のイヤーピースは装着感も良く、ギュッと詰まった圧迫感もありません。
3~4時間ほど付けっぱなしにしていても、不快感を覚えたり、耳への疲労感は少なかったですね。

堅牢な見た目のわりには快適な付け心地で耳にフィットしてくれますよ。
その一方で、遮音性が高くないので、電車の中で使っていると走行音が結構耳へ入ってきます。
音楽が聴きにくくなってしまうことがあるので、音量を上げるなどして対応するのが良いでしょう。

あと面白かったのが、耳に入れたときに「ウィーンガシャ!」っていう音が鳴ります。遊び心あるギミックにこだわりを感じますね。
こういうの、機械好きとしては高ポイント。笑
まさにデザインにマッチした仕掛けでした。
低遅延の「ゲーミングモード」、動画に最適な「ムービーモード」

スマホやPCなどブルートゥース機器との接続には最新規格Bluetooth5.2を使います。
自宅から出て、駅や電車内、街中など外出中ずっと付けていても音飛びはほぼありませんでした。最新のBluetooth規格だけあって、非常に接続が安定していましたね。
「ゲーミングモード」を起動してスマホアプリゲームを遊んでみました。遅延はほぼなし。
タイミングをあわせてタップする系の音ゲーにも十分プレイできるレベルです。
さらに「ムービーモード」を起動してYouTubeやアマプラで動画視聴も快適。スマホ画面に映るYouTuberや俳優の口の動きとイヤホンから聴こえてくる声がほとんど一緒。
スマホゲームにしろ動画にしろ、かなりの低遅延でコンテンツを楽しめるイヤホンだと言えます。
通話品質はいかに?スマホの電話やオンライン会議で試してみた

iPhoneと接続してのハンズフリー通話をしてみたところ、標準の電話やLine電話など特段問題なく通話できました。
静かな場所では通話相手の声がとてもクリアに聞こえます。しかし、外出中にガヤガヤした場所だと遮音性が低いことで周囲の音が邪魔してしまいます。
外で通話用イヤホンとして使うには不向きだと思いますね。

ノートPCに接続してのオンライン会議においても静かな室内ならヒアリングにまったく問題なし。ただ、少しだけイヤホン装着者側の音声が聞き取りにくいことがあったようです。
ノイズが混じっている訳ではありませんが、声が小さく聞こえてしまうみたい。小型の筐体なので耳の奥まったところに位置しているからでしょうか、口元までの距離が離れているので多少大きめな声で会話する必要があるなぁと感じましたね。
パキッとハリのある高音質

ドライバーには7.2mm口径ダイナミック型ドライバーに加え、Knowles製バランスドアーマチュア型ドライバーを搭載したハイブリッド仕様。
金属的な見た目を裏切らない、メリハリのあるパキッとした音質です。

分離感のある気持ち良い高音のクリアなサウンドが非常に長けています。
また、低音の聴きが強くパワフルで奥行きを感じさせてくれますね。ドンドン響く計のパンチの効いたEDMにも相性が良いと思います。

低域に優れたダイナミック型と高音に秀でたバランスドアーマチュア型の両者が上手くバランスしています。

解像度の高い繊細さの中にも迫力のある力強さを感じる高音質でした。

動画レビューはこちら
ライターから一言
メカニカルな外観とは裏腹に音質が良くてびっくり。デザイン的なギミックもあって、ソフトもハードもトータルで楽しませてくれるかっこいいイヤホンでした。
今回紹介した商品はこちら
2023.03.09 16:12 更新