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読書感想文(社会人の部:マサヤン様)

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ペンネーム:マサヤン
応募区分:社会人の部

 桜咲き乱れ、心裂き乱れ、乱れていないのはマンネリ化した日常だけだった。新年度という区切りを一つのきっかけとし、変化を求めてこの本を手にする。カフェに居座り、注文したウィンナーコーヒーには口をつけず一気に読みきった。読後は不思議な夢から醒めた気分に陥り、ひどく体力を消耗していた。「これは嘘だろ」「これはありえん」と突っ込みを入れながら、猪突猛進と一心不乱を2で掛けて、更に2乗したような男の動画を思い起こし「あの男ならありえる」と幾度も自問自答していたからだ。

 空腹感に襲われ、行きつけのラーメン屋に立ち寄る。とんこつスープの味がやけに薄く感じた。濃すぎるマックスむらい味の物語が全身に染み渡っていたからに違いない。『己の人生の為の何か』を最速で実行しなければならないという使命感に駆られた。優先すべきはパズドラの最強戦士・超ベジットにプラスを297振ることではなく、締切間近の文学賞の原稿を書き上げることだと悟った。やさぐれた夢を自慢げに語るだけで、いつも完結しない原稿を眺めては「次は絶対に書き上げよう」と誓う腐った己と決別する日が来たのだ。3分でラーメンをたいらげ、即座に店を出た。自宅に戻り、パソコンと睨めっこをして、無心で文字列を形成していく。己に課したノルマをクリアしたのは締切前日だった。

 マックスむらいの今までの生き方は絶対に真似をしてはいけない危険性があり、絶対に真似できないほど超絶的である。しかし、絶対に真似したくなる男気が満ち溢れている。ゆえに奮い立つのだ。この本をきっかけに書いた小説が受賞となれば完璧な物語のなるのだが、人生はそんなに甘くないだろう。ただ、変われるきっかけを掴み取り、実際に行動し、変わることが出来たのは事実である。

 一過性の熱で終わらぬよう、己にムチを打ち、爆走する所存だ。

 感謝する、マックスむらい。

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