
ワイヤレスで再生するヘッドホンやイヤホンって内蔵バッテリーの電池が切れると動きませんよね。当たり前ですが・・。
が、しかし、太陽電池を搭載して自動充電機能を備えた世界初のワイヤレスヘッドホンがあるんです。(※2021年9月メーカー調べ)
それが「urbanista LOS ANGELES」です。
バンド部分にソーラーパネルが搭載されてて、太陽光はもちろん室内の人工光を利用して充電する機能を備えています。
フル充電状態で約80時間再生ができるんですけど、自力でし続けてるからそれ以上の再生ができるんだとか。80時間でも十分だと個人的に思うんだけど、それ以上とは・・エンドレスじゃないの。笑
気になる音質やノイズキャンの効き具合など実際に試してみた様子をふまえてレビューしていきます。
今回紹介する商品はこちら
[目次]
製品仕様はこちら。
- 製品名:urbanista LOS ANGELES
- JANコード:7350088304075、7350088304204
- 型番:1036202、1036247
- カラー:ブラック、サンドゴールド
- ブランド:urbanista
- 国内代理店:エム・エス・シー海外事業部
- 形状:オーバーイヤー型
- パッケージ寸法(約):270mm×204mm×80mm
- パッケージ重量(約):969g
- Bluetooth 5.0(Class 2)
- ワイヤレス通信範囲:10メートル
- プロファイル:A2DP1.3、AVRCP1.5、HFP1.6
- コーデック:SBC、AAC
- 周波数帯域:20Hz - 20,000Hz
- インピーダンス:32Ω±15%
- 感度:107dB±3
- ドライバー口径:40mm
- 再生時間:約80時間
- アクティブノイズキャンセリング:対応
- 外音取り込み機能:対応
- 着脱検知機能:対応
- 専用アプリ:対応(App Store、Google Play)
- 太陽光充電:対応
- 搭載ポート:USB-C
- 同梱物:「urbanista LOS ANGELES」本体、キャリングケース、充電用USB-CtoUSB-Aケーブル、説明書
連続80時間再生、さらにソーラー充電でそれ以上も!

外観はマットブラックで統一された格好いいデザインですね。変に装飾が色々付いていないのが好みです。

ブラックの他にもう1色、サンドゴールドがあります。

こちらも上品な色味で高級感がありますね。


専用のレザーケースが付いています。ブラックの方はモダンで持ち歩くモノとしても格好いいデザインです。
サンドゴールドはエレガントな外観で女性に合いそう。

再生時間は、満充電状態で約80時間のたっぷりな電池持ち。まぁこれだけ再生できれば困ることはほぼなさそうなんですけど、ここからがこのヘッドホンの特徴である自動充電。

バンドに仕込まれたソーラーパネルが光を取り込んでエネルギーに変換するのです。

スウェーデンExeger(エクセジャー)社のPowerfoyleという色素増感太陽電池を採用することで、効率的にエネルギーを生み出し、常にヘッドホンを充電する働きがあります。おかげで、80時間以上の再生ができるって訳です。
太陽光だけでなく、室内灯からも充電できるそう。自宅やオフィスでも勝手に充電されるのはうれしいポイントですね。

専用アプリから充電状況や放電状況が可視化されています。電気っていう目に見えないものだからこそ、アプリから見える化されてて分かりやすいですよね。

電池切れに悩まされることなく、ワイヤレスでの音楽視聴をサポートしてくれますよ。ただし、太陽光や人工光の強さや環境によってエネルギー変換効率に変動があります。エンドレスって訳にはいかないと思うので留意しておきましょう。
有線でのチャージも可能で、USB-Cポートから充電します。

左右のヘッドホンの下側に物理ボタンが付いていて、クリックして操作します。
ペアリングモードにするには、右の真ん中のボタンを1秒長押しします。
左のボタンを1回押すとノイズキャンセリングモード、もう1回押すとアンビエントモード(外音取り込み機能)、さらにもう1回押すとデフォルトに戻ってきます。
その他の基本操作は、一般的なヘッドホン同様に再生や一時停止、曲送りや曲戻し、音量調整や着信の応答・拒否など操作できるようになっています。
耳を覆い隠し、遮音性高め。締めつけ感は多少あり。

ヘッドホンの大きさは、平均くらいの27センチ×20センチ×8センチ。バンド部分がスタイリッシュなので、実物を見ると小さく感じるかもしれませんね。

バンドの内側と耳をホールドする部分にはレザーが使われていて、質感も良き。

当然、長さ調整ができます。カチカチっと決まった長さに固定されるんじゃなくて、ヌルヌルっと伸びるので細かい調整ができますね。
しかも、伸びたバンド部分が細いので、これまたスマートな見た目になっています。いちいちオシャレですよね。笑

さっそく装着してみました。
重さが約320グラムあるので、ずっしり感があり、多少重さが気になるかも。ただ、耳の周囲をホールドする力が強いので、ずれ落ちる心配はなさそう。

指で抑えると、多少低反発っぽい感じになっていて、頭への負担を軽減しています。
ただ個人的には、締めつけ感が少し強いかなぁ~ってのが正直な感想。これくらいのホールド感が好きな人もいるから、好みが分かるかもしれませんね。
遮音性に関しては、高いです。装着しただけで、周りから聞こえる騒音がぐっと遠くなります。
出先のカフェとか電車の中では一人の世界に入れますよ。

部屋の中が暑かったり、外の気温が高い季節だと、レザー部分が少し蒸れることがありますね。レザー素材の特性でもあり、遮音性やホールド感を重視しているから仕方ないかもしれませんね。
あと良かったのが、ヘッドホンを装着しているかどうか自動で識別する『着脱検知機能』に対応していること。
音楽再生をしている状態でヘッドホンを外すと、自動で音楽が一時停止します。で、また装着すると一時停止していたところから再生します。
とっさにヘッドホンを外したときに音楽が漏れ聞こえてしまって恥ずかしい・・なんてことがないのはうれしいポイントでしたね。
外で強いワイヤレス接続、そして音域の調和がとれた高音質

Bluetoothの接続には最新のバージョン5.0(Class 2)に対応していて、外でも音が飛びづらいワイヤレス接続をサポートしてくれます。
何度か通勤の満員電車で使ってみましたが、途切れませんでした。接続が安定しているから、ノンストレスで使えましたね。

コーデックにはSBCとAACに対応していて、iPhoneを使っている筆者にはぴったり。
ドライバーユニットは40mm口径あり、ヘッドホンとしてはまぁ一般的な大きさかな。

圧が強すぎない澄んだ低域の広がりが気持ち良いです。聴き疲れしにくいほどよい重量感のバランスがとられています。
低域から中域、そして高域にかけて音場が広く、見通しの良さが心地よいですね。
しっかり低音と中高音の調和が図られていて、ボーカルメインのポップスとの相性が良いですね。

もちろんEDMやヒップホップみたいな低音重視の音楽ジャンルでも満足できますが、どちらかと言えば、スッキリしている音色なのでしっとり系のバラードなど聴き込みたい音楽にも向いているかもしれません。
2万円台後半でこのリッチな高音質が味わえるのはうれしいですね。
ノイキャン、外音取り込み

アクティブノイズキャンセリング機能の聴き具合は、かなり高いと感じました。
通勤中の電車内での騒音だったり、カフェでのザワザワした雑音や話し声、さらに陶器の食器と食器が接触する高い音も遠くなります。
音楽の没入感を高めてくれて、周りの環境に左右されることなく静かな中で楽しめますね。自宅でのテレワーク中にも集中できるのが良かったです。
3万円弱のワイヤレスヘッドホンということを考慮して、お値段に十分見合う消音性能だと感じました。

外音取り込み機能はちょっぴり物足りないかな。たしかにデフォルトの状態よりも環境音の取り込みはしてくれますが、ヘッドホンを付けていない状態と遜色ないかと言えば、そうではありませんでした。
オフィスで呼びかけられたときに外音取り込み機能を起動して、目の前の人と会話は普通にできます。しかし、ちょっと聞き取りづらい印象がありましたね。
でも、外で歩いているときに使うのが丁度よいかも。自転車のベルや車のクラクションはしっかり聞き取れます。歩行中に安全に使いたいときに起動してあげると良いでしょう。
あと少しサーッとホワイトノイズが乗ります。ただ、音楽を流してしまえば気にならない程度ですね。
オンラインでの会議や授業まで使える通話機能

テレワークでのオンライン会議用としても使ってみました。内蔵マイクにより、音声をクリアに伝えてくれる印象です。
反対に、会議の相手方の声もクリアに聞き取れます。遮音性が高いオーバーイヤータイプだからか、家の中の生活音に邪魔されずに快適でしたね。

電池がかなり持つので、時間が推してしまった会議でもバッテリー切れの心配なく使えるのもメリットだと思いますよ。
ライターから一言
電池持ち抜群のワイヤレスヘッドホンです。電池切れを気にせず、思う存分音楽を聴いたり、通話したり、便利に活用できました。
今回紹介した商品はこちら
2023.03.09 16:12 更新