15時間再生で5千円未満ってもう意味不明。「SOUNDPEATS SONIC」がコスパ高過ぎた

  • 役に立ったらシェア!
  • ツイッターでシェア
  • フェイスブックーでシェア
  • LINEでシェア

3,464

SOUNDPEATS SONIC

※2021年10月1日より価格改正があり、販売価格が4,980円(税込)から6,028円(税込)に変更となりました。記事内に表記されている価格は記事執筆時点での価格となります。

Amazonで有名な格安イヤホンブランドSOUNDPEATS(サウンドピーツ)の数多くあるラインナップのなかでもぶっちぎりで意味不明なコスパを誇る「SOUNDPEATS SONIC」をレビューしてきます。

イヤホン単体で15時間再生という完全ワイヤレスイヤホンとは思えない電池持ちは圧巻。もはや、バッテリーを多く積んでいるネックバンドイヤホン級の再生時間では?というほど。

コーデックは高伝送率を誇るAACとaptX Adaptiveに対応。最新のBluetooth 5.2による安定した通信、そしてクアルコムのQCC3040チップを搭載して遅延の少ない仕上がり。基本性能の高さに加え、口径6mmのダイナミックドライバーから発せられるシャープなドンシャリはまさにお値段以上の音質。

雨に耐えられる防水性能IPX5をもったイヤホンの外観は、グレーとゴールドの色使いが美しくて、パッと見で高級感があり全然安っぽくありません。

そういった性能を持ちながらも5千円以下、税込4,980円で買えちゃう(※1)って言うから・・もう、意味不明。なんでそんなに安いの?致命的な弱点とかあるんじゃないの?
(※1 記事執筆時点での価格です。)

・・そんな風に疑いたくなる気持ちを抑えつつ、僕が実際に使ってみた音質・装着感・操作性・遅延などの感想をふまえてレビューをお届けします。

先に言っておきますが、ノイキャンが付いていないものの5千円でコスパの高い完全ワイヤレスイヤホンを探しているなら間違いなくおすすめできる逸品でした。

それではレビューにいきましょう。

製品仕様はざっとこんな感じ。

  • 製品名:SOUNDPEATS SONIC
  • JAN:6941213644985
  • ブランド:SOUNDPEATS(サウンドピーツ)
  • 種別:完全ワイヤレスイヤホン(TWS)
  • イヤホン形状:カナル型
  • イヤホン本体寸法(約):20.5mm×18.3mm×27.2mm
  • 充電ケース寸法(約):61mm×38.9mm×34.7mm
  • イヤホン重量(約):片耳6g
  • 充電ケース重量(約):47g
  • ドライバー:6mmダイナミックドライバー
  • イヤホン操作:物理ボタン
  • USBポート:USB Type-C
  • バッテリ容量:140mAh+400mAh
  • 再生時間:イヤホン単体で約15時間、ケース併用で約35時間
  • 充電所要時間:イヤホン単体は約1.5時間、充電ケースは約2時間
  • Bluetooth規格:Bluetooth 5.2
  • 最大通信距離:最大10m
  • Bluetoothプロファイル:HSP、HFP、A2DP、AVRCP
  • チップセット:クアルコムQCC3040
  • コーデック:SBC、AAC、AptX Adaptive
  • TrueWireless Mirroring:対応
  • アクティブノイズキャンセリング機能:非対応
  • 外音取り込み機能:非対応
  • 防水規格:IPX5
  • ゲーム低遅延モード:対応
  • 同梱物:「SOUNDPEATS SONIC」イヤホン本体、充電ケース、USB-Cケーブル、イヤーピース(S・M・Lの3サイズ)、説明書
SOUNDPEATS SONIC

グレーとゴールドの2色使いが美しい外観

SOUNDPEATS SONIC

まずはデザインからみていきます。

これまで価格の安い、特に5千円以下の完全ワイヤレスイヤホンの多くに共通して言えるのはだいたいがブラックもしくはホワイトの1色でシンプルな見た目であること。

コストを抑える関係上、塗装がしやすくデザインに凝らないで価格を抑える製品作りをしているんです。しかし、価格が5千円以下の「SOUNDPEATS SONIC」ではその常識を覆してきます。

SOUNDPEATS SONIC

充電ケースはグレーとシルバーを足して二で割ったようなツヤ消しカラーをしていて、とても綺麗な色味。中央付近に波打つ上品なマットゴールドがかかり、2色の色使いが絶妙にマッチしています。

1万円台後半くらいするイヤホンって言われても違和感がない高級感溢れる外観をしていますね。

SOUNDPEATS SONIC

イヤホン筐体も同じようなカラーリング。イヤーピースまで同系色のグレーにしている辺りも芸が細かいです。いやこれホントに4,980円なの?って感じ。

SOUNDPEATS SONIC

イヤホンのハウジングにはブランドロゴである「S」の文字があり、音楽が流れていない時や充電ケースに入れたときには光ります。個人的には近未来感あって格好いいと思いますね。

ケースもイヤホンも両方、ほとんど指紋が目立ちにくいのもナイスなポイントです。

SOUNDPEATS SONIC

手のひらにちょこんと乗るくらいの充電ケースは、ちょうど卵1個分くらいのサイズ感。

SOUNDPEATS SONIC

少し厚みがあるかな~という感じなので、ズボンのポケットに入れたときには洋服のシルエットが崩れないか注意が必要です。見た目を気にしないで、とりあえずポケットに入るコンパクトサイズならOKって人なら携帯しやすいと言えるでしょう。

SOUNDPEATS SONIC

イヤホン筐体は防水等級IPX5に準拠していて、雨や汗にも耐性があります。さすがにお風呂で使えるレベルではありませんが、通勤通学中の突然の雨や運動でかく汗くらいなら支障なく使えます。

化け物級の15時間再生!左右独立型イヤホンではトップクラス

SOUNDPEATS SONIC

「SOUNDPEATS SONIC」の特長でもあり、他のイヤホンとは比べ物にならないレベルでぶっ飛んでるのが再生時間です。

イヤホン単体利用でなんと最大15時間・・そう嘘みたいな本当の15時間!!まさに、化け物級。

この小さな筐体のどこにそれだけのバッテリーを搭載しているんでしょうか。。

完全ワイヤレスイヤホンでは確実にトップクラスだし、このレベルの再生時間って大容量バッテリーを積めるネックバンドイヤホンくらいじゃないかな。アッパレです。

SOUNDPEATS SONIC

長時間再生しっぱなしにしておきたいリモートワーク中のPC作業はもちろん、学生さんとかなら長距離バスでの移動だったり、ビジネスパーソンなら海外出張の飛行機などなど。連続して長時間利用がしたいシチュエーションで心強い再生時間ですよね。

ただし、メーカー公称値でコーデックにaptXやaptX Adaptiveを使用して音楽再生している場合には2~3割時間が減るそうです。とは言っても十分長い再生時間ですけどね。

SOUNDPEATS SONIC

ちなみに、ケースを併用した場合には、合計で約35時間再生できるそう。ケースを含めた場合の合計再生時間に関してはAnkerやタオトロニクスなどの高コスパモデルと同程度かな。

SOUNDPEATS SONIC

充電ケースは、USB-Cケーブルに対応しています。ヨンキュッパだし、さすがにコストの安いmicroUSBポートなんじゃないの?って思いましたが、手抜きなし。

この価格でどこまで至れり尽くせりなんでしょうか。もうね、「すごい」という語彙力のない言葉しか出てきません。笑

SOUNDPEATS SONIC

その一方で、残念なポイントもありました。

完全ワイヤレスイヤホンのケースはLEDインジケータが3~5くらい付いていて、光るライトの数によって電池がどれくらい残っているか分かりやすくなっているモデルが多いんです。

しかし、「SOUNDPEATS SONIC」のケースにはライトが一つしかないので、電池残量が分かりにくいのが残念だったかな。

残量はライトの色によって示してくれます。

20%未満なら赤く点滅、20~69%なら黄色に点滅、70~99%なら緑色に点滅、100%なら緑色に点灯しっぱなしになります。写真の状態なら緑に光っているので7割以上は残量があるってことになります。

光る色と残量の関係を覚えておかなくちゃいけないのがちょっと使いにくいのかなって思いましたね。

疲れにくく付け心地、外れにくいフィット感

SOUNDPEATS SONIC

カナル型のイヤホン形状で、ノズルが先端に向かって長めにとられています。

耳穴の奥にしっかり入ってくる印象で、ピタッとフィットします。水の中に潜ったときのような密閉感があり、空気が抜ける隙間がほとんどないような密着具合。故に、遮音性は高めです。

SOUNDPEATS SONIC

アクティブノイズキャンセリング機能が付いていませんが、装着するだけである程度の環境音をカットしてくれる印象を受けました。

3時間ほど付けっぱなしでパソコン仕事をしてみましたが、耳が痛くなったり疲れにくかったです。

SOUNDPEATS SONIC

また頭を振ったり、ランニングをしたり、大げさに顎を動かして食事をしてみても耳からポロッと落ちることはありませんでした。ノズルが長いことと、耳に接する筐体部分がぴったり当たるのでズレたり外れにくいようでしたね。

個人差はありますが、少なくとも僕の耳には心地よかったです。

誤操作の少ない物理ボタン、良くも悪くも。

SOUNDPEATS SONIC

ハウジングの「S」と印字された部分が物理ボタンになっているので、そこを押してイヤホンを操作することになります。

物理ボタンかタッチパネルかは好みが分かれるところではあります。

手袋をしている場合や誤って触れて誤操作を起こさない物理ボタンが良い人もいれば、押し込む必要がなくて手軽なタッチパネルが良い人もいるでしょう。

僕はこだわりがないので、今回の物理ボタンを客観的に評価するなら良くもあり悪くもあるかな~ってのが正直なところ。

押してる感があるので、たしかに誤操作は減りました。ランニング中に使うときも動きながら操作しやすくてよかったです。

SOUNDPEATS SONIC

しかしその一方、ボタンが固めなので、ちょっぴり力を入れて押すことになります。そのため、耳へ圧力がかかり多少の不快感を覚えました。慣れれば気にならないのかもしれませんが、ボタンを押したときの耳への負荷がちょっとだけ気になったかな。

SOUNDPEATS SONIC

さて、操作できることを紹介しておきましょう。

音楽視聴中やYouTubeアプリでの動画視聴中に左右どちらかを1回押せば、再生や一時停止ができます。音量アップは右耳を2回連続押し、音量ダウンは左耳を2回連続押し。曲送りは右耳を1.5秒長押し、曲戻しは左耳を1.5秒長押しします。

着信に出るには、左右どちらかを1回押し、応答拒否したいなら左右どちらかを1.5秒長押しすることで操作できます。後ほど解説しますが、遅延を少なくするゲームモードの起動には左耳を3回連続押しとなります。

不満なし!5000円未満ではありえないくらい音が良い

メーカー提供画像

ドライバーは6mm口径のダイナミック型を採用。オーディオコーデックはSBCとAACに加えてaptX Adaptiveに対応しています。

残念ながらiPhoneユーザである僕にはaptX系が使えませんが、Androidスマホを使っている人ならaptX Adaptiveの高音質な恩恵が受けられますね。

SOUNDPEATS SONIC

では、いつも通りiPhone 12 Pro内のAppleMusicにある音源を再生させて音質をレビューしていきます。

SOUNDPEATS SONIC

まずもってお伝えしておきたいのは、5000円未満でここまで音が良い完全ワイヤレスイヤホンはなかなか見つからないってことです。

初めてきいたときにはびっくりしました。のっけから低音が良く効いているし、音の解像感や分離感も高め。すっきりとした音色で、シャープな聴こえ方をします。価格を考慮すれば圧倒的に高音質だと言えます。

元気なロックは爽快感があって気持ちの良い音を届けてくれ、ポップスのボーカルもクリアだし、キーの高い女性の歌声もちゃんと伸びる感じがします。低音域もそれなりに厚みがあってズンズン鼓膜を揺さぶってくれます。

1万円前後のイヤホンに比べると、高音のシンバルのハイハットに軽さがありますが、それでも十分耳に入ってきます。

どんな人に向くかと言われれば、楽しく音楽を聴きたいっていう人かな。元気の良い音色なので、疾走感のある曲とかノリノリのEDMとかには相性が良いです。反対にジャズやバラード、アカペラメインの楽曲といったしっとり浸る系には向かない印象ですね。

SOUNDPEATS SONIC

とは言っても正直、文句の付けようがないですね。今までレビューしてきた数多くの5千円前後の完全ワイヤレスイヤホンでは、トップクラスの音質でした。

動画やゲームの遅延はいかに?!通話品質はどう?

SOUNDPEATS SONIC

音と映像のデータ伝送の遅延を縮める『ゲームモード』機能なるものを搭載しています。

メーカー提供画像

ゲームモードを起動していない状態でも、動画視聴時の遅延がそもそも結構少ないなっていう印象を受けます。YouTuberの口元の動きと音声がズレてしまうことがかなり抑えられています。ストレスなく動画視聴ができると思いますよ。

左耳のイヤホンを3回連続して押せば女性のネイティブな発音で「Game mood」って聞こえてゲームモードが起動します。

正直なところ、ゲームモードを起動したからといって遅延がさらに低減したって感じることはほぼなかったかな。音ゲーもしてみましたが、僕には分からなかったですね。笑

神経が冴えまくってる人が使えば分かるのかもしれませんが、ゲームモードの恩恵を目に見えて受けられたってことはなかったです。だた、もともと遅延が少ないイヤホンなので十分ですけどね。

SOUNDPEATS SONIC

マイク性能はまずまずかな。めっちゃ良いわけでもなく、使えないレベルでもないくらい。テレワークにおいてビデオ会議で何度か使ってみました音声の明瞭さは際立っていることもありませんが、普通に使えるかなって。

通話用ノイズリダクションに対応しているかは不明ですが、実感値でそこそこ音声を拾ってくれる性能が付いているように思います。仕事用としても使いたい人でも活用できるでしょう。

動画レビューはこちら

ライターから一言

大手ネットショッピングモールで売れていて口コミもおおかた良いのが頷ける、そんな安くて品質の良い完全ワイヤレスイヤホンでした。ノイキャンや外音取り込みあたりの機能はついていませんが、学生さんにも手が届きやすい価格は魅力。ビデオ会議やオンライン授業、さらにランニング用として手軽に使えるサブ機としても重宝しそうですね。

今回紹介した商品はこちら