
Anker Nebulaプロジェクターは高性能かつコスパが高いことから、自宅やキャンプ、ビジネスシーンで広がりを見せています。
特にお家の中で映画やドラマを大画面・大迫力の映像と音で楽しみたいという人は多いでしょう。しかしテレビではどうしても限界があります。
そこでおすすめしたいのが、Ankerのプロジェクターです。AnkerのNebula(ネビュラ)シリーズは屋内・屋外で使える小型・軽量のモバイルプロジェクターから、4K画質に対応するハイスペックなホームプロジェクターまで幅広くラインナップしています。
この記事では、Ankerプロジェクターの特徴や選び方、Nebula(ネビュラ)のおすすめ機種を紹介していきます。
» AppBank Storeは、「後払い」に対応しています。また、会員登録なしでも、「クレジットカード」「PayPay」「Amazonアカウント」「代金引換」で簡単にお買い物していただけます! «
Anker Nebulaプロジェクターの選び方

Nebula(ネビュラ)は、Ankerがコンセプトとする「家族の時間をより良いものにする」ということから生まれたプロジェクターのブランドです。
2018年5月に日本で初めてモバイルプロジェクターを販売してからさまざまなシーンで用いられるようになり、2022年7月現在では12種類のプロジェクターを販売しています。
どこでプロジェクターを使いたいのか、どれほどの映像を希望しているのか、価格はどれぐらいのものが良いのかなど、用途や重要視したいポイントは人それぞれ異なるはずです。
スペックがとにかく高いものもあれば、軽量で持ち運びがしやすいもの、明るいものなどそれぞれの特徴はさまざまです。
用途や重要視したいポイントを踏まつつ、Anker Nebulaプロジェクターの選び方を解説します。
コンセントなしであちこちで使うなら「モバイル型」、高画質・高輝度モデルなら「ホーム型」

Nebulaプロジェクターとして販売されている製品には主に「モバイルプロジェクター」「ホームプロジェクター」の2種類があり、2022年になって「シーリングプロジェクター」も仲間入りしました。
大きく分けるとモバイルプロジェクターが「モバイル型」、ホームプロジェクターとシーリングプロジェクターが「ホーム型」と言えます。
それぞれどういった違いがあるのか、さらに向いている使用シーンなどをふまえて解説します。

「モバイル型」
モバイルプロジェクターは、バッテリー内蔵で電源がない屋外や外出先で使うことができます。自宅利用の他、小型かつ軽量なのでキャンプにも人気です。置き場所を困らないコンパクトサイズであり、コードレスで使える利点を活かし、大きなプロジェクターを置くことができないお部屋の場合は、モバイルプロジェクターを使用すると良いでしょう。
またモバイルバッテリーを持ち歩けば、充電しながら使用可能です。持ち運びやすさに優れている反面、ホームプロジェクターと比較すると解像度や音質が劣る点、オートフォーカス非対応である点はデメリットとなっています。

「ホーム型」
ホームプロジェクター・シーリングプロジェクターは、高い解像度と高品質なサウンドが魅力です。リビングや寝室に設置するだけで、動画配信サービスを大画面で楽しむことができます。まるで映画館さながらの大迫力が実現するでしょう。
またオートフォーカス機能があり、焦点調整も簡単である点や4K映像が楽しめる点もホーム型プロジェクターならではの魅力です。
ただしサイズが大きく据え置き方であるため、設置場所が限定されることはデメリットとなるでしょう。しかし、2022年に登場したシーリングプロジェクターなら、天井の取り付け、お部屋の照明代わりにもなるので場所を選ばず便利です。
「Android TV(Android OS)搭載」なら、YouTube、Amazon Prime Video、Netflixなどを手軽に楽しめる

すべてのAnkerプロジェクターには、Googleが提供するオペレーティングシステム「Android TV(Android OS)」が搭載されています。GooglePlayストアから、YouTube・YouTube Kids・ABEMA・Hulu・U-NEXT・dTV・DAZN・Amazon Prime Video・Netflix等の動画配信アプリをインストールすることで、映画やドラマ、ライブ中継など好きなコンテンツを楽しめます。
現行で発売されているNebulaシリーズは、すべての機種でAndroid TV OSが搭載されています。そのため、Wi-Fiなどのネット環境さえあれば、プロジェクター単体で映像が楽しめます。ただし、OSのバージョンによってインストールできるアプリが異なります。前述のメジャーな動画配信アプリは古いバージョンでも多くカバーされていますが、ニッチなアプリだとバージョンによって非対応の場合があります。インストールしようと思っているアプリがプロジェクターに搭載されているAndroid OSのバージョンでインストールできるのか否か、確認しておくようにしましょう。
機種毎の対応OSは以下の通りです。
「明るさ」は900ANSIルーメン以上がおすすめ!夜の暗い部屋なら200ANSIルーメンで十分楽しめる

ご家庭で使用するホームプロジェクターと会社のオフィスや会議室で使用するビジネスプロジェクターの大きな違いは明るさです。
自宅のお部屋で使用することを前提としているホームプロジェクターは、映画館のように部屋全体を暗くして投影することが多いため、必要以上に明るさを必要としないでしょう。
一方でビジネスプロジェクターは明るい会議室などで使用されることが多く、明るさが高く設定されている機種が多い傾向にあります。
「ルーメン」と「ANSIルーメン」の違い

そもそもプロジェクターの明るさを示す値は「ルーメン(lm)」と言います。もともとはLED照明の明るさを表示する目的で使用されていましたが、プロジェクター内部に搭載されるランプにも一般的に使われる単位になっています。
ルーメンの数値が大きければ大きいほど明るいと判定できますが、レンズやマイクロミラー・透過液晶などプロジェクター特有の部分を通過するので映し出される映像の明るさに違和感を覚えることがあったり、メーカー各社の公称値であることから実際の明るさにバラつきがあります。
そこで、The American National Standards Institute(ANSI アメリカ国家規格協会)が定める規格である「ANSI(アンシ)ルーメン」が普及しました。投写されるスクリーンに対して同一基準に従って光量を測定することから、ユーザの混乱を招きにくく、比較検討しやすいメリットがあります。
今ではAnker Nebulaプロジェクターに限らず、多くのプロジェクターメーカー各社がANSIルーメン表記を採用しています。
ちなみに、「ルーメンの値」と「ANSIルーメンの値」を比べると、極端に「ANSIルーメンの値」の数値が小さくなるように思われる方も多いでしょう。それは計測方法の違いにあります。「ルーメン」は光源そのものの明るさを測定するのに対して、「ANSIルーメン」は投影面の明るさを測定するからです。
部屋の明るさや投写サイズによって、必要な明るさの目安は異なる

プロジェクターは、明るければ明るいほど映像がキレイに投影されます。しかし、部屋の明るさや投影する大きさによって、「これくらいの明るさがあれば十分。」とされる明るさの目安が異なります。明るすぎる機種を持っていても、オーバースペックとなり、購入時の費用が高くなってしまいます。
自宅の家庭用ホームプロジェクターとして利用する場合は、投影したいスクリーンサイズを決めておくことがポイントです。仮に60インチくらいのスクリーンサイズにするのであれば、900ANSIルーメン以上をおすすめします。また、夜に照明を落とした部屋や遮光カーテンなど外からの光を遮断した暗い部屋なら200ANSIルーメンほどあれば十分映像を楽しめます。
機種毎の明るさを表示するANSIルーメン値は以下の通りです。
「解像度」はフルHDまたは4K対応モデルがおすすめ!HD以上なら十分楽しめる

解像度(画素数)
投影したい動画コンテンツの解像度(画素数)が高ければ、やはりプロジェクターも高解像度モデルを選択しておくことがおすすめです。解像度が高ければ、繊細な映像をきめ細かく表現してくれます。
フルHD(1920×1080)あれば家庭で楽しむ映画に支障ないでしょう。近年では技術進歩が進み4K映像の出力にも対応するNebulaプロジェクターも登場しています。ダイナミックな映像など4Kコンテンツを楽しみたい人は4K対応モデルである「Nebula Cosmas Max」「Cosmos Laser 4K」を選ぶと良いです。

コントラスト比とHDR
美しさを表現するために欠かせないのが、コントラスト比です。コントラスト比とは、最も明るい白と最も暗い黒の明るさの比率で、投影される画像の色合いに大きく関係します。
コントラスト比が低いと色がつぶれたり暗いシーンが見づらくなったりするため、できるだけコントラスト比が高いものを選びましょう。「1000:1」などと表記されており、数値が大きいほどコントラスト比は高くなります。
解像度やコントラスト比が高く設定されている機種なら、動きがあるシーンもくっきりと描写され、奥行きのある映像が期待できるでしょう。
また、輝度幅が高く、明暗の差をくっきり表現できるHDR(High Dynamic Range ハイダイナミックレンジ)に対応する機種も増えています。HDR対応か否かも選ぶ際に参考にすると良いでしょう。

アスペクト比
Ankerのプロジェクターはすべて16:9のアスペクト比で、ブルーレイやテレビ、YouTubeなどの動画配信サービスで採用されている画面比率と同じです。仮に映像元のデータが16:9ではなかったとしても、Ankerプロジェクター側で自動変換してくれる場合がほとんどですので、それほど気にしなくても良いでしょう。
プロジェクターを部屋に設置するなら投影場所と距離に注目

プロジェクターを選ぶ際、大切なのが投影場所の想定です。投影したい場所の近くで電源は確保できるか、十分に投影距離を確保できるか、周囲の明るさはどれぐらいかをチェックし、これらの要素を踏まえてプロジェクターを選ばなくてはなりません。
特に投影距離はとても大切です。100インチ以上の大画面で投影したいときは2~3mほどの距離が必要となるため、設置予定の場所からどれぐらいの画面サイズの投影ができるのかをチェックしておくことをおすすめします。
一般的には使用場所は屋内か屋外かで選ぶことが多いですが、自宅であっても十分に投影距離が確保できなかったり寝室でもリビングでも使ったりするなら、ホームプロジェクターではなくモバイルプロジェクターの方が良いでしょう。
モバイルプロジェクターなら小型で置き場所を選ばないため、狭い部屋でも手軽で便利です。

どうしても投影したい壁までの十分なスペースが確保できない、という場合は「Anker Nebula Nova」のような天井投影するシーリングプロジェクターも検討してみてください。
シーリングライトとプロジェクターが一体化していますので、場所や電源確保を気にせず利用できます。さらに、単焦点レンズを採用して壁までの距離が短くても大画面で投影が可能です。1.8メートルの距離でも100インチの大画面を映せるので、お部屋が狭くて投影距離が確保できない部屋には有効です。
「台形補正機能」は、垂直方向・水平方向どちらも補正できると理想的!設置場所によっては垂直方向のみで十分

住宅環境や部屋の間取り、家具の配置などを考慮すると、投影しようとする場所に対して真正面かつ水平にプロジェクターを設置するのが難しい場合が多いでしょう。
そいった場合には台形補正機能に対応するプロジェクターを選択すれば便利です。人の視線よりも少し高めに投影することが多いプロジェクターですので、上下に歪み補正ができる垂直方向の台形補正機能のみでも十分ですが、斜めからの投影でも左右方向の台形補正ができる水平補正機能があると家具の場所にとらわれずより便利です。

垂直方向と水平方向のどちらも歪みを補正できれば幅広いシーンで設置場所に困ることはないと言えます。Ankerプロジェクターはほぼすべてのモデルで台形歪み補正に対応しています。
ただし、モデルによって垂直方向のみ対応しているものもあれば、垂直・水平のどちらも対応しているものもあります。さらに台形補正をする際にオート(自動)で行ってくれるかマニュアル(手動)で行う必要があるかなどもチェックしておくことをおすすめします。
「オートフォーカス機能」があると、自動でピントが合って便利

オートフォーカスは、焦点距離を自動で調整してくれる便利な機能です。自動でピンとを合わせてくれるので、部屋を移動して使いたい場合や屋外に持ち出して使う際に便利です。
しかしAnkerのプロジェクターの場合、すべてのプロジェクターに搭載されているわけではありません。特にモバイルプロジェクターの場合は搭載されていない機種が多いため、選ぶ際にチェックしておきましょう。
Anker Nebulaプロジェクターの製品一覧(2022年7月1日現在)
現時点でのAnker Nebulaプロジェクター各製品を「モバイルプロジェクター」「ホームプロジェクター」「シーリングプロジェクター」に分けて紹介します。
モバイルプロジェクター

自宅で手軽に使え、アウトドアレジャーなど屋外にも持ち出せるバッテリー内蔵のポータブル利用ができるモバイルプロジェクターです。
製品ラインナップは以下です。
Vega Portable
Capsule Ⅱ
Mars Ⅱ Pro
Apollo
Capsule Pro
Capsule
Astro
ホームプロジェクター

部屋に据え置きで使うことを想定していて、Nebulaシリーズの中で最もハイスペックなのがホームプロジェクターです。
製品ラインナップは以下です。
Cosmos Max
Cosmos
Solar
Cosmos Laser
Cosmos Laser 4K
シーリングプロジェクター

天井に設置して部屋の照明とプロジェクターを兼用しているのがシーリングプロジェクターです。
製品ラインナップは以下です。
Nebula Nova(ネビュラノバ)
Anker Nebulaプロジェクターのおすすめ人気ランキング
Anker Nebulaプロジェクターの全ラインナップの中から、おすすめ人気ランキングを紹介していきます。購入する際のポイントになる点やメリット・デメリットなども考慮して選びましょう。
第9位:Anker Nebula Capsule

壁や天井などへ最大100インチの大スクリーンを映し出せます。ネビュラシリーズとしてはやや解像度が劣る854x480pや日中には使いにくい100ANSIルーメン明るさなどのスペックには少々見劣りがします。
しかし、真っ暗な状態にすれば一人で映画やドラマ・アニメを楽しむ分には事足ります。価格も抑えられることで、プロジェクター初心者の入門機や部屋毎にそれぞれ設置したい用途として人気があります。
過去の紹介記事はこちら
商品はこちら
第8位:Anker Nebula Astro

映像の解像度や音響のスピーカーなどモバイルプロジェクターとして最低限のスペックをもたせ、シリーズ史上最軽量&最小であるためどこでも気軽に楽しめるのが魅力です。
AnkerのNebulaの中で最安なので、寝室や子供部屋用にもう一台欲しい場合に重宝します。
過去の紹介記事はこちら
商品はこちら
第7位:Anker Nebula Nebula Cosmos Laser 4K

レーザー光源を採用した2000ANSIルーメンの圧倒的な明るさを誇ります。最大150インチに投影しても繊細で美しい映像を楽しむことができる3840×2160画素の4K映像は圧巻です。
明るくてもくっきり見えるので、部屋を真っ暗にせず日中使ったり、夜に間接照明を付けながらでも利用可能。そのため、手元が暗くて飲み物をこぼしそうになっちゃった、なんてことも減るでしょう。
過去の紹介記事はこちら
商品はこちら
第6位:Anker Nebula Nova

自宅の天井に設置して部屋の明かりとプロジェクターの2in1で使える世界初のAndorid TVを搭載シーリングプロジェクターです。
照明・プロジェクター(映像)・スピーカー(音響)が一体化していて設置場所に困りません。しかも、壁までの距離が短いような狭い部屋であっても、単焦点レンズタイプで大きな画面を映し出せるメリットがあります。
過去の紹介記事はこちら
商品はこちら
第5位:Anker Nebula Vega Portable

高解像度1920×1080のフルHDやHDR10の鮮やかさ、さらに500ANSIルーメンの明るさにより、鮮明な映像を自宅で楽しむにはハイスペックなモデルです。
最大13度の角度調節に対応するフラップが付いているので、プロジェクターを使いたいときだけテーブルの上に置いて利用するなど手軽さが人気です。
過去の紹介記事はこちら
商品はこちら
第4位:Anker Nebula Cosmos

最大120インチのフルHD映像を壁に投影できる据え置き型のホームプロジェクターです。明暗差を1024段階で表現できるダイナミックレンジ・サラウンドサウンドオーディオ技術の搭載により、映画館のような迫力のある映像を自宅で気軽に楽しむことができます。
また、三脚にも取り付けられて高さを出して使えたり、オートフォーカス機能や台形補正機能など上下左右にピントを合わせられる利便性も兼ね備えています。
商品はこちら
第3位:Anker Nebula Apollo

350ml缶と同等サイズの非常にコンパクトな持ち運びやすいモバイルプロジェクターです。
画素数は854×480、輝度が200ANSIルーメンなのでそれほど映像美を追求しているモデルではありませんが、携帯性の高さや手軽に使えるエントリー機として支持されています。
過去の紹介記事はこちら
商品はこちら
第2位:Anker Nebula Capsule II

アンカープロジェクターで最も高い知名度と人気を誇るモデル。2020年家電批評の家電オブ・ザ・イヤー、2021年VGPポータブルプロジェクター、2022年STORY1月号ベスト家電大賞など数々のタイトルを受賞しています。
Nebulaシリーズのモバイルプロジェクターの中では機能性と携帯性、そして価格のバランスが最もとれています。500mlの缶ジュースほどの小型軽量ながら、便利なオートフォーカスや台形歪み補正機能に対応し、迫力あるDolby Digital8Wスピーカー、キレイなHD映像を楽しめる自宅で十分な性能を兼ね備えています。
過去の紹介記事はこちら
商品はこちら
第1位:Nebula Capsule 3 Laser

片手で持ち歩けるサイズ感のポータブルタイプながら、300ANSIルーメンの明るさを実現するレーザー光源を採用し、Android TV 11.0を搭載する世界初のモバイルレーザープロジェクターです。
LEDよりも細かいレーザー光をビーム状に発することで「Capsule II」よりも明るくくっきりしたコントラストによって、約2倍の鮮明さを実現しています。音響にもドルビーデジタルプラスを搭載することでモバイルプロジェクターとは思えないほどに迫力あるサウンドを体感できます。
商品はこちら
ライターから一言
多数のモデルが発売されているアンカーのネビュラシリーズは、使用環境や目的用途に応じて選ぶことが重要です。最適なシーンに求める機能や性能を満たしてくれるお気に入りを見つけて、充実したプロジェクターライフを送ってくださいね。
2023.04.28 18:13 更新