2018年9月に発表・発売されたiPhone XSとiPhone XS Maxは、これまでのiPhoneから防沫、耐水性能が向上しIEC規格60529に基づくIP68等級に適合する性能となりました。
防沫、耐水性能が向上したことでiPhone XSとiPhone XS Maxは「完全防水」になったと言えるのでしょうか?
ということで、今回は2018年モデルのiPhoneであるiPhone XS/XS Maxの防水性能の詳細を確認していきます。
ちなみにiPhone XR及びiPhone X、iPhone8以前の機種は防水性能が異なるためこちらの記事を参考にしてください。
そもそも「完全防水」ってなに?
スマートフォンやカメラ、時計などの機器紹介で「完全防水」「生活防水」といった言葉を聞くことがありますが、実はこの言葉を使うことに規格や決まりは存在しません。
一般的には先のIEC規格60529に基づく保護等級の表示で、IPX8(Xはなんでも構わない)に適合する場合に「完全防水」という表現が用いられることが多いようです。
iPhone XSとiPhone XS MaxはIEC規格60529に基づくIP68等級に適合しています。性能つまり、iPhone XSとiPhone XS Maxは「完全防水」といえる防水性能をもっていると言えます。
AppleはiPhoneの防水性能をどう説明している?
ここでApple公式サイトの記載を確認してみましょう。
iPhone XSとiPhone XS MaxはIEC規格60529にもとづくIP68等級に適合しています(最大水深2メートルで最大30分間)。iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XRはIEC規格60529にもとづくIP67等級に適合しています(最大水深1メートルで最大30分間)。
防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりません。
(参照元 Apple公式サイト)
こちらの記載から下記の3点には注意が必要といえます。
「最大水深2メートルで最大30分間」
→ AppleがIP68に適合するために試験を行った条件です。これ以上の悪条件での防水試験は実施されていないと言えるため、そのような状況下での利用には注意が必要です。
「通常の使用によって耐性が低下する可能性があります」
→ 耐水性は長期の利用によって劣化する可能性があることになります。数年後に水ぽちゃしたら、iPhoneが壊れてしまうということがあるかもしれません。
「液体による損傷は保証の対象になりません」
→ ここが1番大事かもしれません。高い防水性能があるとはいえ、万が一の浸水によってiPhoneが故障した場合は保証の対象外と明記されています。
つまりiPhone XSとiPhone XS Maxは「完全防水」といえる耐水性能で不意の落水などですぐ故障する可能性は低いですが、夏のレジャーや雪山、お風呂といった場所でiPhoneをおもいっきり使うときは、従来通り防水ケースや防水ポーチの利用が望ましいということですね。
iPhone XS/XS Maxで使える防水ケースは?
iPhone XS/XS Maxはまだ発売直後なためお店で防水ケースを購入することは難しいかもしれません。AppBank Storeではいくつか防水ケースを取り扱っているので、購入を検討される方は下記リンクをチェックしてみてください。
ここからは、iPhone XSとiPhone XS Maxに対応するおすすめの完全防水ケース・ポーチをご紹介しますよ!おすすめアイテムは随時追加していくので定期的に確認してくださいね。
IP68防水防塵タフネスケース Ghostek Nautical 2
iPhone XS/XS Max同様に防水、防塵国際規格最高スペックの「IP68」準処のiPhoneケース。完全防水を誇りつつ、スリムでスマートなデザインが特徴的。カラーバリエーションも豊富です。
各コーナーにはラバー製クッションを採用し落下からの衝撃を吸収、フレームはソフトタッチグリップで手に持った時に滑りにくくなっています。 バックカバーはポリカーボネート製クリアマット仕上げ、カメラ、フラッシュカバーにもクリアポリカーボネートを使用しているので写真撮影の邪魔をすることはありません。
for iPhone XS
for iPhone XS Max
LIFEPROOF FRE 防水・防塵・防雪・耐衝撃ケース
防水防塵iPhoneケースと言えば世界的にも有名なスマートフォンアクセサリーブランド「LifeProof(ライフプルーフ)」。米国発祥のブランドで、防水・防塵・耐衝撃iPhoneケースを中心に長年タフなアイテムを展開しています。この「LIFEPROOF FRE 防水・防塵・防雪・耐衝撃ケース」も非常に心強く、防水防塵規格は最高スペックのIP68。水深2mまで耐えられる完全防水モデルで、海や川、スキー・スノボーなどアウトドアアクティビティにぴったりな仕様になっています。カラーバリエーションも豊富で薄く、ポップでスマートなデザインに仕上がっています。
for iPhone XS
for iPhone XS Max
PINK-latte 防水ポーチ ADMIT ONE

POPでかわいい原宿系ブランド「PINK-latte」から販売されているiPhone XS・iPhone XS Maxといった大きな機種でも使える防水ポーチです。防水規格IPX7という完全防水使用なのでお風呂はもちろん、海や川でも使えます。アウトドアアクティビティやテーマパークで水しぶきを受けながら写真や動画撮影ができるようにiPhone背面カメラ位置が透明になっているのが便利。持ち歩きに便利なストラップも付いているという至れり尽くせりな間違いない防水ポーチですよ。
詳細はこちら
PINK-latte 防水ポーチ GIRLS TRIP

iPhone XSやiPhone XS Maxといった大型ディスプレイのスマホに使える原宿系ストリートブランドPINK-latteの防水ポーチです。IPX7の完全防水仕様でお風呂でも安心して使うことができます。海やプールで写真や動画を撮りながら使えるようにカメラレンズ側に透明な窓が設けられ、アウトドアでも便利に活用できますよ。ストラップ付きで女性や子供も外で安心して使うことができるでしょう。
詳細はこちら
オウルテック製 スマートフォン用 IPX8 完全防水ケース

ケース(ポーチ)の上からiPhoneXSやiPhoneXS Maxの画面操作ができる便利な防水ポーチです。もちろん、ケース(ポーチ)に入れたままで画面操作だけでなく、通話も可能です。水深30mまでのテストに合格して、防水性能IPX8を取得した完全防水仕様で安心ですよ。さらにネックストラップも付属しているので海やプール、テーマパークなどにはぴったりですよ。
ライターからひとこと
いままでのiPhoneから防水性能が向上したiPhone XSとiPhone XS Max。水ぽちゃへの安心感は大幅にアップしましたが、やはり備えがない状態で海や川、お風呂で使うには不安が残ります。
ぜひ今回ご紹介したアイテムを活用して、iPhoneとともにアクティブな時間を過ごしてください!
2018年9月に発表されたiPhone XRは従来のiPhoneと同様にIP67相当の防水・防塵性能なのでご注意ください。iPhone XR及びそれ以前のiPhoneの防水性能についてはこちらの記事を参照ください。iPhone XR、iPhone X、iPhone 8の防水ケース
iPhone7 以前の機種をご利用の方にはこちらの防水ケース・ポーチ特集もおすすめです!
iPhone防水ケース・ポーチおすすめランキング
2023.07.27 11:36 更新