デスクの省スペース化に役立つ8ポート搭載のドッキングステーションに加え、iPhoneのワイヤレス充電機能が付いた「Anker 651 USB-C Dock ドッキングステーション (8-in-1 Wireless Charging)」を紹介する。
価格は、記事執筆時点で税込み23,990円。
MacBookユーザの永遠の悩み、ポート不足を一挙に解決する8in1のドッキングステーション。
スタンド形状をした本機にUHS-I対応SDカードリーダー、5Gbpsのデータ転送を実現するUSB-CとUSB-A×2、3.5mmのオーディオジャック、4K対応のHDMIポート、4K対応ディスプレイポート、ノートPC接続時の85W出力USB-Cの8ポートを搭載している。
さらに、傾斜が設けられたスタンド部分にはワイヤレス充電機能を備え、Qi規格に対応するスマートフォンを乗せるだけで充電してしまう。
まさにコレ一台でデスク周りのデバイスをオールインワンでカバーする優れものだ。
自宅のテレワーク用、オフィスでのシェア用に活用が見込める。さっそく詳細なスペックを確認していく。
Anker 651 USB-C Dock ドッキングステーション (8-in-1, Wireless Charging)の仕様
製品仕様はこちら。
- 製品名:Anker 651 USB-C Dock ドッキングステーション (8-in-1 Wireless Charging)
- JANコード:4571411204173
- 型番:A83915A1
- メーカー:アンカー・ジャパン株式会社(東京都千代田区)
- 機能:ノートPCドッキングステーション、スマホ用ワイヤレス充電器
- 寸法(約):91.9mm×73.9mm×130.1mm
- 重量(約):454g
- 搭載ポート: データ転送用USB-C 3.1 Gen1ポート(5Gbps) データ転送用USB-A 3.1 Gen1ポート(5Gbps)×2ポート 3.5mmオーディオジャック SDカードスロット(UHS-I 対応) HDMI 2.1ポート ※4K(60Hz) ディスプレイ 1.4ポート ※4K(60Hz) USB-Cアップストリームポート(85W出力)※DockとノートPCの接続用ポート
- ワイヤレス充電出力:最大10W ※iPhoneは最大7.5W
- メーカー保証:18ヶ月(Anker会員登録でプラス6ヶ月)
- 同梱物:「ドッキングステーション」本体、ACアダプタ(100W)、USB-C 3.1 Gen 2ケーブル(約0.9m)、電源ケーブル、説明書
これひとつで8役。8in1の万能選手
作業をするデスクスペースには、さまざまなガジェット(電子機器)が存在する。
ノートパソコン、スマホ、マウス、キーボード、ワイヤレス充電パッド、スマホスタンド、外部ディスプレイ、外付けハードディスク、イヤホン、ヘッドホン、充電ケーブル・・などなどあげればキリがないほど。
それだけのガジェットがあるということは、ワークスペースを侵食してしまい、それぞれに電力供給が必要なことで配線関係も煩雑になりがちだ。
そこで、8ポートを一箇所に集約した「Anker 651 USB-C Dock ドッキングステーション (8-in-1 Wireless Charging)」が役に立つ。
8in1のポートを確認していこう。
まず、メインでもあるノートPCとドッキングステーションを繋ぐホスト接続用USB-Cポート。
最大出力85Wに対応することで、MacBook等のノートPCへ充電しながら作業が可能だ。ただ、16インチクラスのMacBook Proになるとやや出力不足なので急速充電はできない。
次に映像を外部モニターへ出力するHDMIポートとディスプレイポート。
2つの外部モニターへ同時に出力することができ、マルチディスプレイで作業をしたいクリエイターには有効だ。
どちらか一つのみ接続している場合は、最大4K(60Hz)の出力。2つ同時に接続している場合は、最大2K(60Hz)の出力となる。
Windowでは、シングルストリーム転送とマルチストリーム転送の両方が可能だ。
ただし、macOSのマルチストリーム転送(MST機能)はサポートしていないので、2つの外部モニターに別々の映像を出力することはできないので、留意しておこう。
続いて、USB-Cと2口のUSB-Aポート。
データ転送時には、最大5Gbpsを実現する。いずれもデータ転送用であり、デバイス充電用ではないので注意してほしい。
その他、UHS-I対応のSDカードスロットと3.5mmオーディオジャックも備える。
映像編集者には、一眼で撮影したデータをすぐさま転送でき、さらに有線イヤホンやヘッドホンで遅延を気にせず編集作業ができるメリットがある。
ケーブルいらずのワイヤレス充電器としても。
シルバーの本機はデスクまわりのMacBook等ノートPCやスマホなどと相性の良いデザイン。デスクに馴染むシックな外観をしている。
硬めのラバーと滑り止めストライプ加工が施された斜めのスタンドには、ワイヤレス充電機能を搭載。
iPhone等のQi対応スマートフォンを立てかけるだけでワイヤレス充電がスタート。ケーブルに接続する必要がなくスマートな所作で充電することが可能だ。
iPhoneユーザであれば、Lightningポートが必要だがそれもいらない。ワイヤレス充電器を別途用意する必要もない。
ケーブルが1本なくなり、ワイヤレス充電器を備える必要もないことから、作業スペースを無駄なく広く使える利点がある。
ワイヤレスでの出力はマックス10W。iPhoneの場合には最大7.5W出力となるが、市販の低価格ワイヤレス充電パッドのように5W出力のものよりもスピードは速い。
ただし、5.4インチの小さな筐体であるiPhone 13 miniとiPhone 12 miniは縦置き充電に対応していないので注意してほしい。
それ以上の大きさであるiPhone13やiPhone13Pro、iPhone 14シリーズ等では問題なくワイヤレス充電が可能だ。
縦置きのみ対応しており、絶妙な傾斜角度がデスク作業にはちょうど良い。視線を向けるとiPhoneディスプレイが視覚に入り、通知確認も容易だ。
作業効率の向上に役立ててほしい。
ライターから一言
8in1のドッキングステーションにワイヤレス充電スマホスタンドが一体化した盛々アイテム。コレ一台でかなり卓上がスッキリすることは間違いないだろう。