リモートワークによってZoom・Cocripo・Google Meetなどを活用してビデオ会議が浸透してきた昨今、とても便利な骨伝導ヘッドセット「AfterShokz OpenComm(アフターショックス オープンコム)」に注目が集まっています。
AfterShokz(アフターショックス)はこれまでにも数々の骨伝導ヘッドセットを発売していて、評価の高いブランド。今までは音楽視聴のための製品でしたが、最新の今作OpenComm(オープンコム)では通話に特化している点が大きな違いです。
この骨伝導ヘッドセットはクラファンの『グリーンファンディング』において、4000人以上から8,000万円以上もの資金を集めたことでも話題になりました。
特筆すべきは、高品質ノイズキャンセリング・ブームマイクが搭載されたこと。左の耳からニョキッとノズルのようなマイクが付いていて、正確に声を拾って周囲のノイズを低減してくれる優れた性能をもっています。
自宅でテレワークなどをしているビジネスパーソンにとって、ずっとイヤホンをしていると耳が痛くなったりしますよね。そういったときこそ、耳を塞がず、それでいて通話品質の良い骨伝導ヘッドセット「AfterShokz OpenComm」を使ってほしいですね。
そんなわけで、在宅勤務の味方とも言える「AfterShokz OpenComm」の仕様を紹介していきます。
[目次]
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製品仕様はこちら。
- 製品名:AfterShokz OpenComm(アフターショックス オープンコム)
- 型番:AFT-EP-000026、AFT-EP-000027
- JANコード:4512223690044、4512223690266
- カラー:Slate Grey(スレートグレー)、Light Grey(ライトグレー)
- ブランド:AfterShokz
- 販売元:フォーカルポイント株式会社(神奈川県横浜市)
- 製品種別:骨伝導イヤホン(ヘッドセット)
- スピーカー:骨伝導トランスデューサ
- マイク:デュアルノイズキャンセリング・ブームマイク
- Bluetooth規格:バージョン5.0
- ワイヤレス範囲:10メートル
- NFCペアリング:対応
- 連続使用時間:最大16時間(音楽再生最大8時間)
- 待機時間:最大14日間
- 本体充電時間:約1時間
- 急速充電:対応(5分の充電で2時間使用可能)
- バッテリー容量:170mAh
- 周波数帯域:2402MHz - 2480MHz
- 対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HSP、HFP
- 充電電圧:5V±5%
- スピーカーインピーダンス:8.5Ω ±20%
- 周波数特性:20Hz~20KHz
- 最大RF出力:4dBm
- 防水防塵等級:IP55
- 重量:33g
- メーカー保証期間:購入日から2年間
- 同梱物:「AfterShokz OpenComm」本体、マグネット式充電ケーブル、専用ポーチ、説明書
耳をふさがないから長時間の装着がまじ快適。
そもそも骨伝導イヤホン・骨伝導ヘッドセットのメリットにあげられるのが、耳をふさがないことで、周りの環境音がダイレクトに聞こえること。
ランニング中においては、車が近づく走行音や自転車のベル、さらに人が歩く足音などを察知して未然に交通事故を防ぐことに繋がります。
また、在宅でのリモートワークやオフィスで仕事をしているときには、宅配のチャイムに気付けたり、同僚の呼びかけに即応対できる等のメリットがありますよね。
さらに、イヤホンのように長時間装着による耳の痛みやダルさ、雑菌の繁殖による外耳炎などのリスクもありません。
イヤホンやヘッドホンのように物理的に耳をふさがないからこそ受けられる数々の利点があり、かなり広まってきたオーディオ製品なのです。
例にもれず、この「AfterShokz OpenComm」においても同様。それだけでなく、装着したときに締め付けすぎず、それでいてズレ落ちないネックバンド仕様になっています。
重量はめちゃめちゃ軽量なわずか約33g。実際にサンプルをお借りして試してみましたが、3~4時間くらい連続して装着していても、付けていることを感じさせないフィット感を実感できましたよ。
素材は全体的にチタン製なので、変なふうに曲げて持ち歩いても、しっかり原型を保ってくれます。耐久性の高さがあって、長く愛用できそうな感じです。
中高域が強調され、音質がグッと向上。流し聞きにぴったり。
AeropexやOpenMoveなどAfterShokz歴代シリーズを使ってきた著者的な感想としては、以前よりも中高域のメリハリが強調されるようになったと思います。
Qualcomm3024チップが搭載され、メーカー公称によるとAfterShokzブランド史上、最高音質になっているとのこと。確かに、音質は上がっているなぁ~という感想ですね。
ただ、やはりそこは骨伝導。耳入れて使うイヤホンに比べると低音の響きが物足りず、音質はだいぶ落ちます。
あくまでも骨伝導ヘッドセットの中で音質が良いということなので、過度な期待はしないことをおすすめしますね。
個人的には中高域がクリアになったせいか、動画で人が話している声が鮮明になったように感じます。なので、ラジオだったり、ビジネス系YouTuberの聞き流しに便利だと思います。
他に良かったのが、音漏れが少ないこと。
既存のAfterShokzシリーズに関してはどのモデルも比較的音がだだ漏れになることはありませんでしたが、この「OpenComm」はより一層磨きがかかった印象。
これなら電車の中でも使えるレベルだと思います。(※音量の上げすぎには注意してくださいね。)
通話用ノイキャン搭載!骨伝導とは思えない、通話品質の高さに驚き。
通話には左のハウジングからほっぺにニョキッと伸びるブームマイクを使います。
通話用ノイズキャンセリング機能が搭載されていて、自分の周りの雑音を抑え、通話相手にクリアな音声を届けてくれます。
サンプルを使ってみて、今までの骨伝導ヘッドセットに比べて圧倒的に聞き返される回数が減りました。他の人に「AfterShokz OpenComm」を使ってもらって、通話相手役になってみましたが、やはりクリアに声を聞き取れました。
風切り音や駅前の雑踏などをしっかり低減してくれます。これだけの性能なら、メーカー公称のように騒がしい工事現場でも活用できるなぁ~と思いますね。
あと、自宅でのリモートワークを数ヶ月行ってきた実体験なんですけど。
意外に日中ってうるさくないですか?笑
もちろん近所の環境にもよりますが、家の近くで工事をしている音、自動車やバイクのエンジン音などなど・・
今まで気づかなかった日中のうるさい騒音がビデオ会議中に邪魔になったりするんですよね。こちらの声が打ち合わせをしている人に聞こえてなかったりすると、ちょっと申し訳なくて・・。
そんな不便を解消してくれる意味でも通話用ノイズキャンセリング機能が付いているのはうれしいポイントですよ。
最大16時間も使えるバッテリー持ちの良さ
ワイヤレスで使う上で重要なのがバッテリー持ちですよね。充電が減るのが早いといちいちケーブルに接続する必要があるし、ビデオ会議中に切れちゃっては大変。
その点についても「AfterShokz OpenComm」はばっちり。
170mAhのバッテリーを搭載していて、最大で16時間もワイヤレス使用ができます。音楽再生なら最大8時間。
自宅で朝から晩まで使うとして、16時間も電池が持つなら十分でしょう。
テレカン尽くめの1日ってたまにあるじゃないですか。同僚との打ち合わせ、社内会議、取引先との商談などなど、ビデオ会議が連続してある一日を十分カバーできますよ。
本体のヘッドセットを充電するには、同梱されている専用充電ケーブルを使います。
先端が昔のMacBookで馴染み深いマグセーフみたいなマグネット式になっています。充電ポートに近づければ、パチっとくっついて充電が開始されます。
しかも急速充電に対応しているってのがまた便利。
「ヘッドセットの充電を忘れてたー!あと5分でZOOMミーティングが始まっちゃう!汗」
そんな時でも、5分間の充電で最大2時間の通話が可能。もしも緊急事態にもスピーディーに電力チャージできる点が心強いですね。
使いやすい大きなボタン、雨や汗に強い防水性能。使い勝手良き!
各種操作ボタンは、右側のヘッドセットに集約されています。大きめなボタンサイズになっているので、走っている最中でも指で触れやすくて操作性グッド。
丸いマルチファンクションボタンでは、着信の応答・通話終了・リダイヤルなどをボタンひとつで操作可能。また、音量調節は充電ポートの方に付いています。
塵やホコリ、汗や雨に強い防水防塵等級IP55に対応。リモートワークでたるんだ身体を動かす目的でランニングをしたり、ジムに行くときに安心して使えますよ。
ライターから一言
音声に特化した骨伝導ヘッドセットなので、リモートワークでのビデオ会議にぴったり。実際付けてみる感じ、軽くし、こめかみ周辺の締め付けもなく、長時間付けていられる印象があります。著者の場合は、在宅での仕事中だけでなく、外音の取り込みができることで普段の生活音を取り入れつつ、キッチンで料理をしながら音楽を楽しんでいます。家にいてイヤホンで耳をふさいでいるときより、家族の声も聞こえるし、電話や来客にも気づけて便利ですよ。
今回紹介した商品はこちら
2023.07.06 15:55 更新