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TaoTronicsが8千円以下で出した、ノイキャンイヤホン「SoundLiberty Pro P10」をレビュー

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

左右のイヤホンがコードで繋がっていない完全独立型のノンストレスイヤホン「TaoTronics SoundLiberty Pro P10」を入手しました。

みなさんが最近のイヤホンに求める機能として人気の『ノイズキャンセリング』『外音取り込み機能』『防水設計』『通話用ノイズリダクション』を持ち合わせていて、なおかつ音が良いモデルを探しているなら選択肢に入れるべき。そう思わせる質と価格が良く意味で釣り合っていない高コスパにびっくり。

一見よくあるうどん型の完全ワイヤレスイヤホンかと思いきや、8千円以下で購入できるレベルではありませんでした。

PEEK+TPUの二層構造を取り入れた9mm口径ドライバーからは迫力があり分離感の高いくっきりした高音質を楽しめ、最新Bluetoothバージョン5.2対応によって安定した無線通信を実現しています。

そしてなによりもマイナス35デシベルもの消音性能を誇るノイズキャンセリング機能は、周囲の騒音をシャットアウトして音をクリアに聴こえさせてくれます。普段生活する上での電車移動・街中・リモートワークなど万能に使えるモデルでした。

それではハイコストパフォーマンスのノイキャンイヤホン「TaoTronics SoundLiberty Pro P10」の全貌に迫っていきましょう。

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製品仕様はこちら。

  • 製品名:TaoTronics SoundLiberty Pro P10
  • 型番:TT-BH099
  • JANコード:4589616089969
  • ブランド:TaoTronics(タオトロニクス)
  • 販売代理店:株式会社SUNVALLEY JAPAN(東京都中央区)
  • 種別:完全ワイヤレスイヤホン
  • イヤーピース形状:カナル型
  • チップセット:Airoha AB1562A
  • Bluetoothバージョン:5.2
  • 無線通信距離:最大10メートル
  • ペアリング:MCSync技術対応
  • プロファイル:HSP・HFP・A2DP・AVRCP
  • コーデック:SBC、AAC
  • ドライバー:9mmダイナミック型
  • ボタン操作:タッチセンサー式
  • USBポート:USB Type-C
  • 充電所要時間(約):2時間
  • 再生時間:通常モード→イヤホン単体で最大9時間・ケース併用で最大33時間、ANC起動→イヤホン単体で最大6.5時間・ケース併用で最大23時間
  • アクティブノイズキャンセリング機能:対応
  • 通話用ノイズキャンセリング機能:対応
  • 外音取り込み機能:対応
  • 自動ペアリング機能:対応
  • 片耳再生モード:対応
  • 着脱自動検知機能:対応
  • 防水等級:IPX7
  • 同梱物:「TaoTronics SoundLiberty Pro P10」本体、充電ケース、USB-Cケーブル、イヤーピース(4サイズ)、取り扱い説明書、クイックスタートガイド
TaoTronics SoundLiberty Pro P10

シンプルな外観をチェック。防水性能はIPX7のハイレベル!

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

外観をチェックしていきます。歴代のタオトロイヤホンと同じように外観はとってもシンプル。

デザインにコストをかけずに機能や性能などのスペック重視な作りなのでしょう。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

コンパクトで薄いので、胸ポケットとかズボンにもすんなり入ります。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

イヤホン本体も充電ケースもともにブラックカラーで統一されています。身につけたり持ち歩いたりする小物ってことを考えると、デザイン的な遊びが欲しい人にとっては少し物足りなさがあるかもしれませんね。

好みの問題ですが、逆にゴチャゴチャしたデザインよりもミニマルデザインが好きな人にとっては、このシンプルさが丁度よいのではないでしょうか。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

左右のイヤホン本体は、防水等級IPX7に相当しています。8が最高でその一つ下の7です。防水性能としてはかなり高いので、水をかけたくらいでは内部に浸水したり故障したりすることはありません。

普段の通勤通学で雨に振られてもあわせててイヤホンを収納しなくても、そのまま付けっぱなしにしていても問題ない完全防水クラスが心強いですよ。

ノイキャン使いながらMAX6時間半も持つ!なかなかにバッテリー持ち良いぞ。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

再生時間の電池持ちに関してはなかなに良い。

メーカー公称値でノイキャンをONにして使った場合、連続して最大6.5時間ほど持つ。実際に僕がパソコン仕事でずっとつけっぱなしにして使った感じでも、余裕で5時間くらいは持ちました。そして、ケースに入れて充電することで最大23時間ほど電池が持つそうです。

ノイキャンを起動しない場合であれば、イヤホン単体で連続最大9時間、ケースを併用して最大33時間使えるそう。タオトロのイヤホンは全体的にバッテリー持ちが良い傾向にあるので、充電が面倒な人にとってはメリットが高いですよね。あと、長時間連続して使いたい人。例えば僕のようにパソコン仕事で集中して作業したい人だったりにもおすすめですね。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

また、ケースにはUSB-Cポートが付いていて、付属のケーブルもしくはみなさんが使っているUSB-Cケーブルがあればだいたい使えますよ。満充電にかかる時間は、おおよそ2時間くらいです。

可もなく不可もない、装着感。着脱検知で音楽が自動でストップする!

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

作業用に使いたいような長時間着用者がイヤホンを選ぶ上で非常に重要なポイントが装着感ですよね。

家にこもって作業をすることが多い僕にとっては、音質や機能がいくら良くても、付けていて耳が痛くなったり疲れやすいと次第に押し入れの奥にいってしまいます。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

さて、「TaoTronics SoundLiberty Pro P10」はというと、イヤーピース部分はAppleのノイキャンイヤホンと同じ耳栓のようなカナル型になっています。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

形としてはまんまるって訳じゃなくて、細長い楕円形をしています。

装着してみると、カナル型特有の圧迫感を感じますが、適度に遊びがある感じ。耳への密着度を高めて遮音性をもたせつつも、多少の装着時の軽さがある印象。

一方で、カナル型が苦手な人にはちょっぴり苦になるかもしれないかなぁ~とは感じます。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

僕が付けた感想としては、数時間の音楽視聴で問題なく、アマゾンプライムビデオで映画をまるまる1本2時間観ても耳が疲れることがなかったのは良かったですね。

カナル型に抵抗がない僕のような人なら装着感に関してはまずまずだと思いますね。めちゃくちゃ快適かって言われればそういうことではありませんが、可もなく不可もない感じです。

ちなみに、夏は外出中に使うとだいたい汗かくので衛生面にも気をつけてください。

菌が繁殖しないように使ったあとには除菌シートでイヤーピースを軽く拭くような癖を付けてあげるのがおすすめ。

直接肌に接するものなので、清潔にしておくようにしてくださいね。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10
メーカー提供画像

装着感とは話がそれますが、結構良かったのが『着脱検知機能』が付いていること。イヤホンを外すと勝手に音楽が止まり、ふたたび装着すると自動で音楽が再開します。

誰かに呼びかけられて咄嗟にイヤホンを外した時だったり、電車のアナウンスが聞こえにくくてサッとイヤホンを外す場面なんかで重宝しますね。

反応が良いタッチセンサー

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

指で触れてイヤホン操作ができるタッチセンサー式を採用しています。触れてすぐに反応する高レスポンスです。

物理ボタンのように押し込む必要がないことから、耳を圧迫せずに快適な操作が魅力。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

コントロールの方法をざっと紹介します。

右耳をダブルタップで音楽の再生・一時停止。左耳をトリプルタップで曲戻し、右耳をトリプルタップで曲送りができます。

音量調節は、左耳をワンタップで音量ダウン、右耳をワンタップで音量アップします。

着信時の応答は左右どちらかをワンタップして、電車に乗っていたり作業中など電話に出られないときに応答拒否をするには左右どちらかを2秒長押しをします。

アクティブノイズキャンセリング機能をONにする際には左耳を2秒長押しして、さらに左右どちらかを2秒長押しするとアンチウインドウモードへ移行します。そしてもう一度2秒長押しでアクティブノイズキャンセリング機能がOFFになります。

外音取り込み機能をONにするには音楽がストップしている状態で左耳をダブルタップします。Siriなどの音声アシスタントの呼び出しには右耳を2秒長押ししてあげます。

最新のBluetooth 5.2対応で安定したペアリングを体感

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

Bluetoothのバージョンはワイヤレスイヤホンで採用される最新規格のBluetooth 5.2に対応しています。

一度iPhone等のBluetoothデバイスと接続すれば、2回目以降からはイヤホンをケースから取り出すだけで自動ペアリングしてくれます。

iPhone側のBluetooth設定をいつもONにしてさえおけば、イヤホンを使いたいときにサッと接続できて楽ですよ。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

チップセットにはアイロハ社の『Airoha AB1562A』を積んでいて、さらにデバイスから左右のイヤホンどちらかをブリッジするのではなく両方へ同時に伝送する『MCSync技術』に対応しています。

接続が安定するだけでなく、動画視聴の際に映像と音がズレる遅延が少なくてストレスフリーでYouTubeやNetflixなのコンテンツが楽しめます。

今はそれほどありませんが、一昔前までの完全ワイヤレスイヤホンって動画の中の演者の口が動いてから声が聞こえるまでに、いっこく堂ばりに遅れて聞こえてましたからね。。あれってまじでストレスですよね。映画やドラマなんて見れたもんじゃないみたいな・・。

まぁ、そんな不満のない動画視聴ができる遅延の少なさにメリットがあるイヤホンがこの「TaoTronics SoundLiberty Pro P10」ですね。

音質をレビューしてみた

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

オーディオコーデックは一般的なSBCとiPhoneで使えるAACの2種類に対応しています。

内蔵しているのは、口径9mmのダイナミックドライバーです。しかも、PEEK(ピーク)とTPU素材が二層構造になったドライバーを採用しています。

PEEK(ピーク)はポリエーテルエーテルケトンという樹脂のことで、熱への耐性が高いことから車のギアパーツだったり、高強度であることが求められるワッシャーなどの採用される素材です。

難しい話を抜きにすると、特殊な高性能素材を組み合わせることでドライバー性能を向上しているということです。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

視聴してみたところ、8千円以下の高性能ノイキャンを搭載している完全ワイヤレスイヤホンにしては、間違いなく音がいいです。

特に低音のキック感が強くて、ズンズンします。クラブのスピーカーっぽさを感じますね。その低音に中音と高音を上手く乗せていますね。

若干、高音のトップラインがボヤけて聴こえることがありますが価格を考えれば十分な分離感をもっていると言えます。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10
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4つ打ちのエレクトロ、ヒップホップやR&B、グルービーなジャズあたりに相性が良いかもしれませんね。ノイキャンを効かせて音楽を流すと、どっぷり曲に没入できました。

マイナス35デシベルのアクティブノイキャン性能はいかに?!

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

「TaoTronics SoundLiberty Pro P10」の目玉機能とも言えるのが、お待ちかね『アクティブノイズキャンセリング機能』です。

マイナス35デシベルのハイレベル消音性能をもっています。ノイキャンイヤホンの中でもかなりハイクラスの騒音低減レベルです。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10
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実際に使ってみたところ、やはりかなりの消音効果を実感できました。家の中ではエアコンや乾燥機、近所の道路を車が走る走行音、家族がテレビを観ている音などなど・・たくさんの環境音が耳に入ってきます。

作業に集中したい人にとってはなるべく静かな環境を手に入れたいものです。そういった意味でも「TaoTronics SoundLiberty Pro P10」のアクティブノイキャンキャンセリング機能を使うことで、グッと周りの音が小さくなるので快適でしたね。

外出中の電車内の騒音も結構小さくなります。音量を上げなくても音楽がクリアに聞こえるようになりますよ。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10
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TaoTronics SoundLiberty Pro P10

そして面白いのが『アンチウインドモード』を搭載している点。風がイヤホンに当たって生じる風切り音を低減させてくれるという機能です。

エアコンや扇風機の風がイヤホンにあたって聞こえる風切り音が弱まるのが以外によかったですね。夏のリモートワークでは扇風機が手放せない人も多いでしょう。

よくある床に置いて使う扇風機だったり、最近では小型のデスクで使う卓上扇風機や冷風扇なんてアイテムも普及しています。風を感じて涼しくした環境なのは良いんですけど、風切り音が入ってしまうと集中できなかったりしますからね。

そんなときに『アンチウインドモード』にして、ノイキャンを効かせつつ風切り音を低減させてあげるのが有効です。消音性能はノイキャンのみよりも下がりますが、その代わりに風切り音が軽減されます。

とはいっても正直、期待しすぎは禁物かな。がっつり風切り音が低減するかって言われたらそうでもない印象。多少は気にならなくなりますって程度かな。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10
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TaoTronics SoundLiberty Pro P10

さらに、『外音取り込み機能』にも対応していて、イヤホンをつけたまま周囲の音が耳に入ってくるようになります。

会話をするときだったり、いちいちイヤホンをケースに収納しなくても、付けっぱなしの状態で問題ありません。

レジでのお会計やオフィスでの会話、テレワーク中に家族とのちょっとした会話などに役立ててくださいね。

通話用ノイズリダクション機能で快適なオンライン会議に役立つ

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

遠隔で仕事をするリモートワークやらテレワークが浸透していることで近年急速にニーズの高まりをみせるイヤホンの機能が通話です。

通話品質が悪いとオンライン会議で何度も「え?もう一回言ってもらっていいですか?」とか不毛なやり取りが増えて、シンプルに仕事に支障をきたしますからね。

で、仕事で僕が使った感想としては、「通話品質はまずまず良い」でした。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

通話用のマイクが3つ搭載されています。しかもノイズリダクションといって、周囲の環境音を低減させてイヤホン装着者が話す音声にフォーカスして通話相手に伝えることができる機能に対応しています。

静かな自宅の部屋でオンライン会議をしている時もまったく問題ありませんし、出社して周りに人がいてガヤガヤしている状況下においても円滑なオンライン会議ができました。的確に僕の音声を拾って会議相手に届けているのでしょう。

反対に会議相手の声も明瞭に聞き取れるので、イヤホン装着者の僕側からしても快適でしたね。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10
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あと、片耳だけのこして音楽を再生することができる片耳再生モードにも対応しています。片耳再生機能は僕の場合、YouTubeを聞き流しながら歩いているときに使っています。

両耳塞いでいると、後ろから近寄る自転車に気づくのが遅くなったりして危険なので、片耳を開けるようにしています。片耳だけで使えても・・って人、YouTubeに限らずラジオなどの聞き流しに便利なのでおすすめな機能ですよ。

TaoTronics SoundLiberty Pro P10

ライターから一言

アクティブノイズキャンセリング性能、音質、通話品質、価格とバランス良く満足できる仕上がりでした。タオトロのノイキャンイヤホンの中でも上位に位置するハイコストパフォーマンスモデルですね。