MISSIONの2つのテクノロジーについて
先ずはMISSIONの製品について2つの機能があるため紹介します。
・HydroActive(ハイドロアクティブ)
水に濡らし、絞り、振る(空気にあてる)の3ステップで、瞬時に冷却効果を発揮する技術です。水分が蒸発する際の気化熱を利用し、生地の温度を平均体温より最大15℃(※環境によります)も低下させます。汗や水さえあれば、何度でも冷却効果が復活するのが特徴です。主にクーリングタオルや夏のヘッドウェアに使用され、炎天下での活動やスポーツ時の熱中症対策に威力を発揮します。
・VaporActive(ヴェイパーアクティブ)
汗(水蒸気)に反応し、生地の乾燥プロセスを加速させる速乾技術です。繊維レベルで埋め込まれた特許取得済みの微粒子が、水分の蒸発を促進し、常にドライな状態に保ちます。水分が生地に留まらないため、運動中の不快なベタつきや、運動後の「汗冷え」を効果的に防止します。ソックスやベースレイヤー、秋冬用のギアなどに採用され、快適なパフォーマンス維持に貢献します。
どちらの製品も秋冬向けのアイテムもあるということで、早速使用してみました。
MISSION PERFORMANCE BEANIE
※VaporActive(ヴェイパーアクティブ)
汗をかいても頭部をドライに保ち、不快な蒸れや汗冷えを劇的に軽減してくれます。冬場のランニングやハイキング、サイクリングなど、寒い環境でも汗をかく方にはおすすめできるアイテムです。

生地も薄いため寒い日にヘルメットの下などにも着用できます。
使用感(10kmランニングにて)
気温約13℃の早朝ランニングで使用しました。まず驚いたのは、その薄さと軽さです。最初は「これで本当に寒くないのか?」と不安でしたが、走り始めるとすぐにその不安は解消されました。又、走り始めて2〜3km、体が温まってきても、頭部が「暑すぎる」状態になりません。熱が適度に放出されているのがわかります。 5kmを過ぎて本格的に汗をかき始めましたが、汗を吸っても重くなったり、冷たくなったりせず、生地が常にサラッとした状態を保とうとしてくれているので快適に走れました。
メリット
- 卓越した吸汗速乾性
- 適度な保温性と通気性の両立
- 軽量で完璧なフィット感
- 薄手のためヘルメット下にも最適
デメリット
- 極寒地での防寒性に弱い
- スポーティーさを追求したデザインのため普段使い向きではない
Cooling Vented Performance Hat
※HydroActive(ハイドロアクティブ)

このベンテッドハットの最大の特徴はサイドのベンチレーション。夏には「冷やす」ための機能でしたが、秋冬には「熱気と蒸れを排出する」機能として働きます。
ランニングでペースを上げても、頭部に熱がこもる不快感がありません。熱が抜けていく感覚があるため、オーバーヒートを防ぎ、結果としてかく汗の量を抑えることにも繋がりました。
メリット
- 圧倒的な「通気性(ベンチレーション)」
- 驚くべき「速乾性」
- 変わらぬ「軽量性」と「フィット感」
デメリット
- 雨天時は使用できない(冷えすぎてしまう)
- 保温性はない
MISSION COOLING BUCKET HAT
※HydroActive(ハイドロアクティブ)

秋冬のアウトドア、ハイキングやランニング。 防寒のためにニット帽をかぶると、体を動かし始めた途端に頭が蒸れてしまう…その不快感をMISSIONのバケットハットは解決してくれます。

夏の冷却ギアである「MISSION(ミッション) バケットハット」が秋冬でも蒸れを軽減しドライな状態を保ってくれるため、快適に過ごせます。
秋冬は太陽が低いため、正面からだけでなく、横や斜め後ろから日差しが差し込み、まぶしさや首筋の日焼けが気になります。 バケットハットの360°の広いつばは、このやっかいな日差しを全方向から遮ってくれます。特にキャンプやハイキングで、日陰の少ない場所で絶大な効果を感じました。
メリット
- 「蒸れ」を逃がす通気性
- 速乾性能
- 秋冬の日差しを防げる
デメリット
- 雨天時は使用できない(冷えすぎてしまう)
- 保温性はない
VaporActive Performance Crew Socks
※VaporActive(ヴェイパーアクティブ)

「MISSION パフォーマンスクルーソックス」は、かいた汗によって足が冷えるのを防ぐ「ドライ維持・ギア」です。

秋冬でも強度の高いランニングやトレーニングを行う人や、シューズ内の蒸れ、運動後の足先の冷えに悩んでいる人、汗をかきやすくウールソックスでは逆に暑すぎると感じる人など、「保温」よりも「汗処理能力」を最優先したい方にはおすすめの商品です。

伸縮性も高く、土踏まずをサポートするアーチバンドの効果によりとても動き易いです。
メリット
- 圧倒的な「速乾性」による汗冷え防止
- 「蒸れ」を解消する通気性
- 快適なフィット感とクッション性
デメリット
- 「保温ソックス」ではない
- 「汗」をかいて真価を発揮する
Performance Scarf
※VaporActive(ヴェイパーアクティブ)

秋冬のランニングやハイキング、スキー。首元を温めるためにフリースのネックウォーマーを着けると、運動を始めた途端に蒸れて汗だくになり、休憩中にその汗が冷えてゾクッとする…。
この「保温」と「汗処理」のジレンマは、秋冬アクティビティの最大の悩みです。
それを解決してくれるのが、「MISSION パフォーマンススポーツスカーフ」です。 「フリース素材による保温性」と、MISSION独自の「VaporActive(ヴェイパーアクティブ)技術による速乾性」を融合させた、まさに秋冬のためのギアです。
メリット
- 走り始めの「寒さ」と運動中の「暑さ」に両対応
- 決定的な「汗冷え」の防止
- 快適なフィット感とクッション性
デメリット
- 「極寒期」の防風性
ライターから一言
秋冬でのMISSION製品の真価は、速乾技術による「汗処理能力」にあります。本来は夏用の冷却商品が多いですが、その卓越した通気性と速乾性は、秋冬スポーツでかく汗による「汗冷え」対策として極めて有効です。運動中の蒸れを確実に排出し、運動後もドライを保ちたい人にはおすすめです。


