自分史上、最も音が良かった骨伝導イヤホン「Shokz OpenRun Pro」の魅力に迫る

OpenRun Pro(オープンランプロ)

クラファンサイト『グリーンファンディング』において、1億9千万円を超える出資を集めている化け物級の大注目作。

巷で話題のハイエンドな骨伝導イヤホン「Shokz OpenRun Pro(オープンランプロ)」を手に入れました。

骨伝導イヤホンって耳をふさがないでストレスフリーなかわり、音が良くないってイメージがある人も多いハズ。

ですが、「OpenRun Pro」を使ってビックリ、今まで安いものから値がはるものまでたくさん試してきた骨伝導イヤホンの中で一番音が良かったんです。

骨伝導イヤホンって運動用やテレワーク用としてだけ使っている人もいると思いますが、「OpenRun Pro」なら音楽視聴用として普段使いできる音質を備えているのが高ポイント。

もちろん高価格な高音質イヤホンには負けますが、音質にめちゃくちゃこだわりがなければ、いつものイヤホンに取って代わるモノだと思いますね。

音質が良いからかパソコンとのWeb会議でも音声がめちゃくちゃクリアでしたね。しかもマイクにはノイズ除去機能が付いていて、周りの環境がうるさい場合でも僕の音声のみにフォーカスして明瞭なコミュニケーションがとれました。

音質や通話品質の高さ以外にも。フィット感も良いし、耳をふさがないメリットがあることで・・

「交通状況を把握しながら安全にランニングをしたい人」

「テレワークで使えるWeb会議用のマイク付きイヤホンを探している人」

「長時間装着でも痛くならないイヤホンを探している人」

「子育て中のパパやママなど自宅で家事をしながら使いたい人」

「パソコン仕事をしながら生活音や環境音を把握できるイヤホンを探している人」

などの人におすすめしたいですね。そんな訳で自分史上、最も音質が良かった骨伝導イヤホンを使って分かった感想をふまえてレビューをお届けします。

製品仕様はこちら。

  • 製品名:OpenRun Pro(オープンランプロ)
  • JANコード:4512223691317、4512223691331
  • カラー:ブラック、ブルー
  • ブランド:Shokz(旧AfterShokz)
  • メーカー:フォーカルポイント株式会社(神奈川県横浜市)
  • 製品種別:ワイヤレス骨伝導イヤホン・ヘッドセット
  • 重さ:29g
  • スピーカータイプ:骨伝導トランスデューサ
  • マイクタイプ:デュアルノイズキャンセリング・マイク
  • Bluetooth規格:Bluetoothバージョン5.1
  • マルチポイント接続:対応
  • ワイヤレス通信距離:最大10メートル
  • スピーカー感度:105±3dB
  • マイク感度:-38dB±3dB
  • バッテリー容量:140mAh(Li-Polymer battery)
  • 連続使用時間:最大10時間
  • 待機時間:最大10日間
  • 充電時間:約1時間(5分の充電で1.5時間再生の急速充電対応)
  • 周波数帯域:2400MHz - 2483.5MHz
  • 対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HSP、HFP
  • 充電電圧:5V±5%
  • スピーカーインピーダンス:8.5Ω±20%
  • 周波数特性:20Hz~20kHz
  • 最大RF出力:4dBm
  • 防水防塵等級:IP55
  • メーカー保証:購入日から2年間
  • 同梱物:「OpenRun Pro(オープンランプロ)」本体、マグネット式充電ケーブル、キャリングケース、ユーザガイド、保証書

軽い装着感、朝から夜までずっと付けてもノンストレス

OpenRun Pro(オープンランプロ)

開封していきます。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

持ち運び用のハードケースが付いています。しっかりした作りなのでカバンに無造作に入れても型くずれしません。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

開けるとイヤホン本体と充電ケーブルを一緒にセットして持ち歩けます。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

骨伝導イヤホン本体は約29gということで、すっごく軽いし、コンパクトですね。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

ネックバンド部分はぐにゃっと柔軟性があります。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
メーカー提供画像

装着するとこんな感じ。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

こめかみの下、耳の隣に振動する部分がそっと添えられて、ホールドしてくれます。押し付けられている感覚がなくて快適。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
メーカー提供画像

それでいて頭を振っても力んでもズレることはありませんでした。

装着感の心地よさというか、付けていることを忘れてしまう軽さは抜きん出ています。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
OpenRun Pro(オープンランプロ)

仕事はじめの朝から夜までずーーーっと付けていても顔に触れている部分が痛くなったりストレスを感じることもなし。

お昼に食事をとりながらも付けっぱなしにしていて、トータル8~9時間くらい装着していました。その間、付けていることをたびたび忘れてしまうくらいの自然な感覚でしたよ。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
メーカー提供画像

だからといって軽快すぎて耳元から動くこともなかったので、自転車やランニングなど動きをともなうシチュエーションにおいても活躍します。

耳にかかるイヤホン部分が細くてスッキリしているので、メガネとの相性も悪くありません。マスクやメガネと干渉してネックバンド系イヤホンが付けにくいって思う人でも使えるレベルだと思います。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
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防水防塵規格はIP55のスペックがあり、野外での雨だったりランニングの汗にも十分耐えられます。

サラッとしたシリコンっぽい質感をしているので、汗をかいてベタつくこともありませんでしたね。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
OpenRun Pro(オープンランプロ)

左右には左にマルチファンクションボタン、右にプラスマイナスボタンが設置されています。ボタンが比較的大きめなので押しやすくてよかったですよ。

左のマルチファンクションボタンでは、1回押して音楽の再生・一時停止や架かってきた電話を受けることが可能。さらに、2回押して曲送り、3回押して曲戻しができます。

そして、右のプラスマイナスボタンから音量調整が可能です。

また、電車やバスなどに乗っているときに電話がかかってきた場合、マルチファンクションボタンを2秒長押しすると着信拒否ができるのは便利でしたね。

最大10時間の連続再生、さらにマルチポイント接続にも対応

OpenRun Pro(オープンランプロ)

連続した再生時間は最長10時間。軽量ながら結構なバッテリー持ちを誇ります。

一日中、僕のテレワークをサポートしてくれる電池持ちの良さがナイスです。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
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充電には専用のマグネットでくっつくケーブルを使います。専用ケーブルがデスクに一つ増えてしまうのは難点ですが、仕方ないでしょう。

それか、10時間も持つので、普段は棚にしまっておいて、充電するときのみ出して使う方法がスマートかもしれませんね。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

今作からは急速充電に対応していて、5分繋げば約1時間半くらい持つそう。Web会議前に充電残量が少なかった場合でも、5分だけパパっとチャージすれば1時間くらいの会議で持つので便利ですよ。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

スマホやパソコンとの接続にはBluetooth5.1が対応しています。屋外での音飛びも少なく安定していました。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

マルチポイントに対応しているのも、すっごく便利でした。

iPhoneとパソコンの両方に「Shokz OpenRun Pro」をBluetooth接続しておけば、どちらかの音楽を再生すれば接続切り替えの手間なくスムーズに移行できます。

例えば、テレワーク中の音楽再生としてiPhoneから音を流している場合、ちょっとパソコンで動画を観たいなってときに、iPhoneの再生をストップしてパソコン側からYouTubeを再生すれば、iPhone→パソコンへメイン接続が切り替わるんです。

いちいちBluetooth設定画面を開いてあーだこーだする必要は一切なし。ノンストレスで快適でしたね。

量感のある低音が押し寄せるダイナミックな音質

OpenRun Pro(オープンランプロ)

耳から直接聴くイヤホンと違い、骨を伝わって視聴する骨伝導イヤホンは音が悪い・・という印象をお持ちの方も少なくないハズ。

確かにそういった音質への不満から、買ったはいいけど使わなくなった。なんて声もちらほら。

しかしこの「Shokz OpenRun Pro(オープンランプロ)」、音質面については、ここまで進化しているのかと感じるくらい良かった。少なくとも僕が試してきた骨伝導イヤホンの中でぶっちぎりで一番。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
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メーカー提供画像

特筆すべきは、メーカーが力を入れている低域。低音エンハンサーを2基搭載し、重厚感ある低音を強化しています。

低音を強めようっていう強さではなく、深みを感じて量感のある低音が頭の周囲でしっかり鳴っている印象です。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

スカスカな感じもなく、ボヤッとこもった感じもかなり抑えられていて、力強さがナチュラルに響きます。重ためのベースやパンチのあるキックなんかもズンズン鳴らしています。

しっかり芯のある低域がありつつ、そこにボーカルや高めの音域まで埋もれることなくバランスがとられています。

ボーカルの歌声もくっきり音の輪郭も感じさせてくれて、見通しの良い立体的なサウンドが広がります。耳が空いているせいか耳元だけで鳴っている通常のイヤホンとは違い、閉塞感のない開放的な気持ちよさがありますね。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

ちなみに、アプリからはスタンダードモードとボーカルボードの2種類のイコライザーが選択できるようになっています。

ボーカルモードにすると、歌声が前に出るようになるんですが、後ろの楽器がモヤッとしてしまいます。なので、僕なら基本スタンダードモードで良いかなと。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
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メーカー提供画像

低音域のパワフルさに強みがあるので、運動中ならヒップホップとかEDMがおすすめ。テレワーク中のBGMとして、ポップスやソウルなんかも全然いけるくらいの音質がありますね。

音楽視聴にこだわりがある場合ば別ですが、個人的に「ながら聴き」ではなく「音楽視聴用」のイヤホンとして使えるレベルだと思いますよ。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

音漏れに関しては、前シリーズから抑えられているようには感じますが、それでもやっぱり多少はあります。

どうしても漏れてしまうことは避けられないので電車やバスなど公共の乗り物では注意が必要です。周囲の迷惑にならないように音量を上げすぎないようにマナーを守って使いましょう。

室内でのWeb会議に大活躍!しかし外でのハンズフリー通話は注意

OpenRun Pro(オープンランプロ)

骨伝導イヤホンをテレワーク用に利用したい人も多いので、通話品質にも注目したいところ。

「Shokz OpenRun Pro(オープンランプロ)」にはデュアルノイズキャンセリングマイクが搭載されていて、周りの環境音をカットしてくれる機能が付いています。

OpenRun Pro(オープンランプロ)

実際僕がパソコンに接続してWeb会議に使ってみたり、逆に会議相手に使ってもらったりして検証しました。

結論、めちゃめちゃクリアな音声のやりとりができましたね。自宅なら換気扇の音だったり、近所を走る車の走行音もグッと抑えられます。

オフィスなら周りで仕事をするスタッフの物音も低減してくれます。

骨伝導イヤホンを付けている装着者の声を明瞭に届けてくれましたね。

反対に相手の声もモゴモゴせず、くっきり聞こえます。会議中に聞こえにくいこともなく、快適な通話を実現しているのでWeb会議用イヤホンとして重宝しました。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
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その一方、骨伝導イヤホン全般に言えることでもありますが、屋外での通話には向いていないでしょう。

OpenRun Pro(オープンランプロ)
メーカー提供画像

街中のガヤガヤだったり、自動車のロードサウンドがもろに耳へ入り、通話相手の声が聞こえにくくなります。外で通話するにはやはり耳をふさぐ一般的なイヤホンをおすすめしますね。

動画レビューはこちら

ライターから一言

一日中使えて体に負担の少ない骨伝導イヤホンは、テレワークや動画の流行により今の時代に優しいアイテムだと思います。しかし、その一方で音質に不満がある人も少なくありません。今回「Shokz OpenRun Pro(オープンランプロ)」をしばらく使ってみて、快適かつしっかりした音質もった骨伝導イヤホンの決定版とも言える実力だと感じましたね。