iPhoneでテレビが視聴できたら便利なのにって思ったことはありませんか?
出先でリアルタイムにスポーツ中継が観られたり、自宅で家族とチャンネル争いがなくなるし、お風呂やキッチンなど好きな場所でテレビを見逃したくない等々・・。
最近では地震などの影響で停電が発生するとテレビのニュースが観られず、災害情報が入ってこなくて不安なことも。
そういった様々なシチュエーションで手持ちのiPhoneからTV番組を見る方法があるんです。
それは、「スマホのアプリからテレビを視聴する」「外付けのテレビチューナーをiPhoneに接続する」「据え置き型のレコーダーと連携する」といった3つの方法です。
それぞれの方法には、メリットやデメリットがあり、使用用途によって向き不向きがあります。
みなさんが実際にiPhoneでテレビを見る際に役立つ内容やアイテムをご紹介していますので参考にしてくださいね。
スマホアプリを利用する
TVer、Paraviをはじめとする見逃し配信サービスのスマホアプリを利用することでテレビ番組を視聴することができます。
特にTVerは利用者も多く、テレビ番組が地上波で放送されたあとに配信されるサービスです。時間を気にせず、自分が観たいときにお気に入りのテレビ番組やドラマを視聴する際に便利です。
再生速度を変更することもできて、60分のドラマを通勤中にサクッと観たいなんてときにおすすめです。最近になってリアルタイム視聴ができるようになるなどTVerは機能がどんどんアップデートしています。
しかも、Netflix等の動画配信サービスみたいに、初月無料で以降は課金されるといったこともありません。基本的に料金も必要なく、会員登録も不要でテレビが見れることから、今すぐ簡単に始められるメリットがあります。
ただし、テレビ放送後から1週間しか配信されないので、後で観ようと思ってうっかりしていると配信が終わっていたなんてこともあります。また、リアルタイム配信は一部の番組のみしか対応していなかったり、録画には非対応だったりと、無料サービスならではの制限があります。
もちろんWi-Fi環境がある自宅なら問題はありませんが、出先でTVerを利用するにはiPhoneのデータ通信を使います。消耗していくデータ通信量が気になって思う存分楽しめなかったり、パケット通信の制限に達してしまうなどのデメリットも考えておくべきでしょう。
外付けテレビチューナーを活用する
iPhoneに対して物理的に外付けのTVチューナーを接続してテレビを観られるようにする方法です。今放送している番組をリアルタイムに見たい場合に重宝します。
ワンセグもしくはフルセグに対応したチューナーをiPhoneのLightningポートへさして使うことが一般的です。有名なのがコンピューター周辺機器メーカーとして知られる株式会社ピクセラのXit Stickシリーズです。
最新のXit Stick「XIT-STK210」というiOS専用テレビチューナーは、Lightningポートを搭載するiPhoneやiPadにつけてすぐさまテレビが視聴できる手軽さから大人気のガジェットです。
内蔵アンテナから電波を受信して、地上波で放送しているほぼすべてのテレビ番組をリアルタイムで視聴できます。高画質のフルセグがiPhoneに映り、電波状況が悪い場合にはワンセグに自動で切り替わり映像が途切れにくいよう設計されています。
デバイスのパケット通信をほぼ使わないことから、停電時にも活躍してくれます。いち早くニュースで災害情報を把握したいときに心強いでしょう。
煩わしい設定も必要なく、iPhoneへさせば専用アプリのインストールを促され、アプリから現在の地域を選択すれば見られます。一度地域選択などを終えれば、次回以降はiPhoneにさすだけで民放各局・NHKなど放送中の番組をすぐさま視聴可能。
データ通信量をほとんど使わないおかげで、iPhoneのパケット通信を気にすることもありませんので番組視聴するための通信料がかからないメリットがあります。また、iPhone内のバッテリーを使うため、「XIT-STK210」自体を充電しておく必要もなし。まさにいつでもどこでも手軽にiPhoneでテレビを観たいときに役立ちます。
ただし、当然のことながら、電波が受信できないような場所ではテレビを見ることはできません。
さらに、Lightningポートをふさいでしまうので、ケーブルを接続して充電しながら使うことはできず、USB-Cポート搭載の新型iPadでは規格が合わないのでさせません。また、iPhoneケースに干渉してLightning端子がさせないといったこともあるので、その辺りがデメリットだと言えるでしょう。
据え置き型レコーダーと連携する
みなさんの自宅にあるテレビのそばにブルーレイレコーダーやDVDレコーダー・ネットワークレコーダーを設置しているご家庭も多いでしょう。
一般的にテレビ番組を録画しておく目的で利用されるレコーダーですが、中にはレコーダーとiPhoneなどのスマホやタブレットなどのデバイスと連携して出先でテレビが観られる商品もあります。
代表例としては、パナソニックのディーガ、バッファローのnasne(R)、ピクセラのXIT-AIR120CWあたりが有名です。レコーダーに録画したTV番組をそれぞれのレコーダー専用のアプリを通じてiPhoneから視聴することができます。
端末台数の制限がありますが、家族全員のiPhoneそれぞれでテレビを見られるようにもなるメリットがあり、iPhone1台に1つ必要になる外付けテレビチューナーよりもアドバンテージがあると言えます。
外出先からiPhoneで録画予約ができたり、あらかじめiPhoneにダウンロードしておいた番組を電波のない環境で視聴できたり、2番組同時録画など外付けチューナーとは比べ物にならないくらい豊富な機能をもっています。
その一方でハイスペックであるが故に値段が高いことはネックであると言えます。また、停電の際にはレコーダーの電源供給が絶たれてしまうので機能しないこともデメリットでしょう。
動画レビューはこちら
ライターから一言
自分だけのテレビがほしい、出先でスポーツ中継をリアルタイムに観たい、見逃したドラマを見たい、ニュースで災害情報をいち早く知りたい。そういったニーズを今使っているiPhoneで手軽に実現できる方法でした。みなさんのiPhoneをテレビ化する便利なサービスやガジェットを活用して、快適なiPhoneライフを過ごしてくださいね。