中国の新進気鋭のオーディオブランド「LETSHUOER」(レットシュオワー)からミドルクラスとなる「Cadenza 4」が4月26日発売されました!
平面駆動ドライバーを搭載したコスパの良い「S12」や「S15」など、既に話題となるイヤホンを発売している「LETSHUOER」ですが、今回の「Cadenza 4」はダイナミック型1基とBA型3基を搭載したハイブリット構成となっており、個人的に非常に気になっていたイヤホンです。
早速、入手し使ってみたのでレビューします。
こんな人におすすめ
- ミドルクラスでコスパの高いイヤホン探している人
- バランスがありボーカルラインもしっかり聞きたい人
- フィット感の良いイヤホンを求める人
メリット
- バランスのとれたフラットな音質
- 解像度が高い
- プラグ交換が可能
- フィット感がとても良い
デメリット
- 有線イヤホンを初めて買う人にとってはやはり価格は高い
1分でわかる!「Cadenza 4」の特徴・魅力
「Cadenza 4」はダイナミックドライバーを1基、BA型ドライバー3基のハイブリット構成。結論から言うと、想像以上に良かったです。音質の傾向はバランスが良くフラットな音質で、高域から低域までの解像度もとても高い印象です。しかし、モニターイヤホンっぽくはなく、音場は広めでボーカルラインは程よく強調されておりリスニングよりで気持ちよく音楽を楽しめます。 オールジャンル楽しめる優等生なイヤホンといったイメージです。
筐体のフェイスプレート部分にはアルミ合金が採用されておりマットな仕上げが高級感を感じさせます。
ケーブルは392本高純度銀メッキ単結晶銅ケーブルが標準装備されており、2.5㎜バランス、3.5㎜アンバランス、4.4㎜バランスの90度交換可能なプラグも付属しており様々な接続方法でリスニング体験を得ることができます。 ミドルクラスのイヤホンとしては、とてもコスパの良いイヤホンだと感じました。 ●商品仕様はこちら:
商品名 | Cadenza 4 |
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ドライバー構成 | 10mmベリリウムコーティング・ダイナミックドライバー×1基 Sonion社製BAドライバー1基、Knowles社製BAドライバー2基 |
周波数特性 | 20 – 40,000Hz |
感度 | 102dB@1kHz |
インピーダンス | 15Ω |
重量約 | 40g(ケーブル・プラグ含む) |
ケーブル長 | 約1.20m |
ケーブル | 4芯392本、銀メッキ単晶銅線 |
入力端子 | 2.5mm / 3.5mm / 4.4mmプラグル |
イヤホン接続 | 0.78mm 2pin |
ドライバーサイズ | φ36mm 32Ω±15% |
付属品 | シリコンイヤーピース2 種(S/M/L 各2ペア)合計6ペア ケーブル 2.5mm / 3.5mm / 4.4mmプラグ キャリーケース 取扱説明書、保証書 |
付属品について
少し重さを感じるパッケージ。1万円台のエントリーモデルのイヤホンと比較するとやはりパッケージサイズは大きいですね。 外箱を開けてみるとイヤホン本体とその上にはお手紙のような封筒(取扱説明書、保証書)が出てきました。 引き出しもついており、特徴のあるパッケージです。 引き出し部分を開けるとケーブルやイヤーピースが入っているケースと交換用プラグが収納されています。 ケーブルは高品質な392本高純度銀メッキ単結晶銅ケーブルを標準装備。 イヤーピースも本体に元々ついているイヤーピースを含めると2種類、各3サイズの計6セット。 2.5mmバランス、3.5mmアンバランス、4.4mmバランスの90度交換可能なプラグも標準で付属。接続方法を簡単に変えられるプラグが標準で付属しているのはとてもありがたいですね。 とにかく付属品が充実しているので、アンプやDAC・DAPを既に持っている方であれば、この商品だけで十分に楽しめます!
快適なフィット感と扱いやすさ
フェイスプレートのアルミ合金の高級感も良いのですが、装着感が非常に良いですね。 スッと耳にフィットする感じです。又、軽量設計のため長時間使用にも最適だと思います。 前から見た場合も飛び出しは少なくすっきりとした見た目です。 本体シェル部分は3Dプリント樹脂。この形状が耳に優しくフィットしている感じです。 ノズル部分は若干太めになっています。他社イヤーピースについては数種類試しましたが、装着できるものと、できないものがあったので注意が必要です。 入力端子は0.78mm 2-pinコネクターとなっており、汎用性が高くリケーブルを楽しむことも可能です。 また、Cadenza 4は本体とケーブル側にしっかりR/Lが印字されているため非常に見やすくなっているのもありがたいです。 ケーブルについては非常に丁寧な作りで耐久性もありそうです。 プラグが簡単に交換できるのも大きなポイント。 様々な接続方法を簡単に切り替えることができるため、ジャンルや用途に合わせて楽しむことが可能です。 プラグの接続時には向きがあるため、必ず差込み部分のみぞを確認して取り付けましょう。完成度の高い音質
音質についてはとてもバランスのとれたフラットなサウンドです。音場は広めで、ボーカルラインがやや強調されている印象ですね。 高域から低域までとても解像度が高く、それでいてモニターっぽさはなく、とても気持ちよく音楽を楽しめるリスニングよりのサウンドです。 様々なジャンルの曲を気持ちよく聞かせてくれます。 バランス接続については分離感や解像度が更に上がる印象です。 音の艶やかさもワンランク上がった印象を受け、個人的にはバランス接続が好みです。 動画視聴についても、もちろん問題なく楽しめます。 空間表現も広めなので映画でも臨場感ある視聴を楽しむことができます。 ゲームもやってみましたが、足音が重要なFPSなども定位感が良く敵の位置は分かりやすかったので人によって相性は良いと思います。 アクションやセリフの多いゲームなどは特に相性が良いように感じました。ライターから一言&ご購入はこちら
4万円台のイヤホンはけして安くはないですが、ミドルクラスのイヤホンとしてCadenza 4の品質は高く、価格以上の価値があるイヤホンだと感じます。 1万円台のエントリーモデルのイヤホンからステップアップしたいと考えている方には特におすすめできるイヤホンです。こんな人におすすめ
- ミドルクラスでコスパの高いイヤホン探している人
- バランスがありボーカルラインもしっかり聞きたい人
- フィット感の良いイヤホンを求める人
メリット
- バランスのとれたフラットな音質
- 解像度のとても高い
- プラグ交換が可能
- フィット感がとても良い
デメリット
- 有線イヤホンを初めて買う人にとってはやはり価格は高い