通勤や通学はもちろん、普段の生活で欠かせないスマートフォン。移動中や外出先で「電池が切れたら死活問題!」という方が、重宝しているのがモバイルバッテリーです。スマートフォン・タブレット・ノートパソコンなど、アイテムによっては幅広い機種に対応しています。
今回は専門スタッフによる「モバイルバッテリーおすすめ厳選3選!」を、ランキング形式でご紹介! モバイルバッテリーを購入したいけれど迷っている方や、より良いアイテムに買い替えたい方はぜひ参考にしてみてください。
[toc heading_levels="2,3"]モバイルバッテリー厳選おすすめランキング
第1位:Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
当店厳選のおすすめナンバー1はこちら!
- USB急速充電・モバイルバッテリー・USB-Cケーブルが一体化した、1台3役のハイブリット設計
- 別途、充電器とケーブルの持ち運びが不要
- iPhone15シリーズに対応
- タブレット端末・MacBook Airなど幅広い機種に対応
- カラーバリエーションが豊富
容量 | 充電速度 |
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容量 | 5,000mAh |
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出力ワット数 | ・モバイルバッテリーとして使用時:USB-C出力/USB-C内蔵ケーブル出力(最大22.5W) ・急速充電器として使用時:USB-C 出力 / USB-C 内蔵ケーブル出力 (最大30W) |
出力 | USB-C内蔵ケーブル/USB-C(2ポート) |
入力 | USB-C内蔵ケーブル/USB-C/AC(コンセントプラグ) |
サイズ | 約83x50x31mm (プラグ部を除く) |
重量 | 約200g |
ワイヤレス充電 | - |
ケーブル一体型 | ○(USB-Cケーブル) |
USB急速充電・モバイルバッテリー・USB-Cケーブルの3役を1台でこなしてくれるモバイルバッテリー。プラグは折り畳めるので、ポーチにインしてもかさばらないコンパクトさが魅力です。
充電器として最大30Wで、モバイルバッテリーとして最大22.5Wで見た目以上にパワフル出力です。iPhoneはもちろんタブレット端末やMacBook Airなど幅広い機種に対応。こちら1台を持って行けば外出先で電池切れの不安が解消されるため、安心して使用できるアイテムです。
カラーバリエーションが豊富なので、性別・年齢層に関係なく使用できるおすすめモバイルバッテリーです。
第2位:Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル)
容量 | 充電速度 |
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容量 | 20,000mAh |
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出力ワット数 | USB-C出力/USB-C内蔵ケーブル出力:最大22.5W 合計最大出力:15W |
出力 | USB-C内蔵ケーブル/USB-C/USB-A(3ポート) |
入力 | USB-C内蔵ケーブル/USB-C |
サイズ | 約113×72×31mm |
重量 | 約345g |
ワイヤレス充電 | - |
ケーブル一体型 | ○(USB-Cケーブル) |
USB-Cケーブル一体型のモバイルバッテリーなので、かさばらないコンパクト設計のモバイルバッテリー。コンパクト設計ですが、iPhoneなら約3~4回充電できる20,000mAhがポイント。
ケーブルを内蔵しているので、モバイルバッテリーの電池が切れても充電器として使用可能。最大出力が22.5Wとパワフルで、スマートフォン以外の様々な機種に対応。他にも低電流モードが搭載されているため、イヤホンやその他小型電子機器の充電を叶えます。
カラーはブラック・ホワイト・ピンク・パープル・グリーンで、幅広い年齢の方が使用しやすい5色展開。スマートフォン以外にモバイル機器を複数使用している方に、おすすめしたいモバイルバッテリーです。
第3位:RELAX 3in1 MagSafe モバイルバッテリー 10000mAh
容量 | 充電速度 |
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容量 | 10,000mAh |
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出力ワット数 | USB-C出力/USB-C内蔵ケーブル出力:最大22.5W 合計最大出力:15W |
出力 | ・Type-A 出力ポート:5V/4.5A、4.5V/5A、9V/2A、12V/1.5A、22.5W ・Type-C 入出力ポート:5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67A、PD20W ・一体化出力ケーブル(Type-C/Lightning):5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67A、PD20W |
入力 | ・Lightning 入力ポート:5V/2.4A ・Type-C 入出力ポート:5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67A、PD20 |
サイズ | 約 17×68.5×113mm |
重量 | 約215g |
ワイヤレス充電 | 最大15W |
ケーブル一体型 | ○(USB-Cケーブル) |
iPhone・AppleWatch・AirPodsの3台を同時に充電でき、MagSafe対応のモバイルバッテリーです。容量が10,000mAhと大きく、デイリーや旅行など幅広いシーンで活躍してくれます。ワイヤレス充電に対応していない機種は、ケーブルにつなげると充電可能です。
Apple製品以外の機種も対応していれば使用できるのが嬉しいポイント。スマートフォン・ハンディファン・ノートパソコンなど、幅広い機種に使用できます。
充電環境が整っていない場所でも、1台持っておくと重宝するアイテムと言えるでしょう。
Type-Cとライトニングケーブルが一体化しているため、別途ケーブルを持ち運ぶ必要がありません。荷物をスッキリまとめたいかつ、しっかりと充電したい方におすすめしたいモバイルバッテリーです。
そもそもモバイルバッテリーとは
モバイルバッテリーとは「携帯型充電器」または、スマートフォンやタブレットなどに使用できる「持ち歩ける充電器」です。 元々モバイルバッテリーは、繰り返し使える電池である二次電池(にじでんち)を利用した一種のこと。 二次電池は、蓄電池や充電式電池とも言われ、1度だけでなく繰り返し充電を行うことで電気を蓄えることができます。 近年ではケーブル一体型が多く流通しているので、ケーブルを別に持ち運ぶ必要がありません。外出先で電池切れをいう死活問題を解消できるため、モバイル機器を使用する方にとって欠かせないアイテムと言えるでしょう。
モバイルバッテリーの選び方 6つのポイント
- スマホ充電1回分なら容量は「5000mAh」がおすすめ!複数回・複数デバイス充電するなら「10000mAh以上」の大容量モデルをチェック!
- 急速充電は、規格よりも「2A(アンペア)以上、20W(ワット)以上」の出力が重要!充電ケーブルの出力対応も必要なので忘れずチェック!
- 持ち運びやすい大きさ・薄さ・重さのモバイルバッテリーを選ぶ!十分な容量で「100g台」の軽量モデルもある!
- 複数デバイスを同時に充電するなら「ポート数」も要チェック!
- USB Type-Cのデバイスを充電するなら「USB-C」ポート搭載モデルを選ぶ。
- モバイルバッテリーに搭載されたバリエーション豊かな機能から選ぶ。
今やスマートフォンの定番アクセサリーとしての地位を確立したモバイルバッテリーですが、一方で電車内で爆発するといった発火事故も報道され、安価な粗悪品も多数出回っています。
モバイルバッテリーは、コンビニやドラッグストア、スーパーや駅の売店でも手に入る時代ですし、価格の高い多機能モデルから安いシンプルでコスパの高いモノまでラインナップは様々。
毎日持ち歩く物だからこそ、安心して使えるモバイルバッテリーを選ぶことが重要なのです。
2022年現在では、何回もiPhoneを充電できる大容量モデルから、PD(Power Delivery)やQuickCharge(QC)対応した急速充電できる高出力モデル、持ち運びに便利な軽量かつコンパクトなサイズ、屋外やアウトドアレジャーでの利用を想定した防水仕様、さらにはデザインにこだわったおしゃれでかわいい物までメーカー各社から幅広いラインナップが発売されています。
せっかく購入した物が失敗で後悔しないよう、安全性はもちろん用途やデザインを含めてモバイルバッテリーの選び方の参考にしてもらえればと思います。
スマホ充電1回分なら容量は「5000mAh」がおすすめ!複数回・複数デバイス充電するなら「10000mAh以上」の大容量モデルをチェック!
バッテリー容量は『mAh(ミリアンペアアワー)』と表されることほとんどです。この数値が大きければ大きいほどスマホを充電できる回数が増えていくのと同時に大きく重たくなっていきます。
故に、日常使いなら1~2回、旅行なら3~4回など用途に応じて選ぶことが良いでしょう。
新しいiPhoneは、5000mAhの容量ではフル充電には少し足りない場合が多いです。確実に1回分はフル充電がしたい場合には、10000mAh以上のモバイルバッテリーを選ぶといいですよ。
ここではiPhoneを例に何回分充電できるかの目安を示します。ただし、モバイルバッテリーは時間の経過とともに自然放電したり、電圧変換ロスなどによって搭載容量よりも実際に充電できる容量が異なる場合があります。
また、バッテリーのパフォーマンスは使っていくうちに落ちていくので、バッテリー容量に対してのiPhone充電可能回数は、あくまでも目安と考えてくださいね。
5,000mAh…iPhone 11、iPhone XR約1回、iPhone SE3約2回
10,000mAh…iPhone 14/13約1.8回、iPhone 12約2回
15,000mAh…iPhone 14/13約3回
20,000mAh…iPhone 12約5回
急速充電は、規格よりも「2A(アンペア)以上、20W(ワット)以上」の出力が重要!充電ケーブルの出力対応も必要なので忘れずチェック!
出力
出力は接続した機器にどれくらいの電流を送ることができるかといった数値です。電流の大きさは「A(アンペア)」と表記される場合が多く、この数値が大きいほど出力が高く、充電の速いと言えます。容量は充電回数に関係しますが、出力は充電速度に関係すると言えば分かりやすいかもしれませんね。
近年では急速充電に対応したiPhone13シリーズをはじめとするiPhoneのようなガジェットが増えています。
一般的には、2A以上・20Wの出力に対応したモバイルバッテリーを選ぶことがおすすめです。
ちなみにiPadなどタブレット端末の充電にはiPhoneよりも大きな電力を必要とする為、2A以上・20W以上の物を選ぶようにしましょう。
急速充電
時間に追われる現代人において少しでも早くスマホ充電ができたり、隙間時間である程度ササッと充電することができる急速充電機能は魅力的ですよね。
充電時間の短縮に有効な急速充電モバイルバッテリーを選ぶ時に必要な性能としてUSB PD(Power Delivery)、Quick Charge(QC)、Super Charge、VoltageBoostなどが挙げられます。これらは簡単に言うと電力を流す時の規格みたいなモノです。
スマホをフルスピードで充電するには多くの電力を供給すれば良いのですが、しっかりコントロールして供給しないと負荷をかけすぎて過充電等による故障の原因になります。故にスマホ側とモバイルバッテリー側で電力供給方法の規格を統一する必要があるという訳です。
USB PD(Power Delivery)とは?最新のUSB規格であるUSB-Cに対応した給電規格の一つがUSB Power Delievry(USB PD)です。最大100Wの大きな電力供給を可能にするUSB電力拡張規格の為、スマホやタブレットだけでなくノートPCへの受給電にも対応することができます。
この大きな電力供給によってiPhoneを急速充電する為には、モバイルバッテリーとモバイル機器がUSB PDに対応していることはもちろん、その両者を繋ぐ充電ケーブルも大きなパワーに耐えられることが条件となります。『Anker製のUSB-C&Lightningケーブル』がおすすめです。
Quick Charge(QC)とは?半導体メーカーとしても知られる米国のグローバル企業Qualcomm(クアルコム)が策定した急速充電規格がQuick Charge(クイックチャージ)です。通常のUSB充電よりも速く充電できることから、Androidスマホを中心に普及しています。
最新のバージョンはQuick Charge 3.0となっていて、従来製品に比べて約4倍早くスマホを充電できるスピードを誇ります。
Anker独自のVoltageBoostとは?ケーブル抵抗値を調整することでスムーズな電力供給を実現するAnker独自技術がVoltageBoost(ボルテージブースト)です。Anker製の充電ケーブル全般に採用されている技術で、充電速度低下の原因となるケーブル抵抗を抑えてハイスピード充電をサポートしてくれます。
Anker独自のPowerIQとは?
Ankerの高速充電を支える独自技術として外せないのがPowerIQ(パワーアイキュー)です。USBポートに接続したモバイル機器を自動識別して、最大のスピードで充電できるように電力供給を自動調整してくれるというもの。
PowerIQ 1.0、PowerIQ 2.0、PowerIQ 3.0、PowerIQ 4.0と技術は進化していて、Anker製モバイルバッテリーだけでなくApple・Samsung・Kindleといった製品にもPowerIQ技術が採用されています。また、PowerIQ 3.0ではPower Deliveryと同等の最大100Wの出力に対応しています。
PowerIQ 4.0ではさらに、100W以上に対応する超高出力を実現、複数ポートへの出力を最適に分配しつつ効率よく充電できるようになっています。
持ち運びやすい大きさ・薄さ・重さのモバイルバッテリーを選ぶ!十分な容量で「100g台」の軽量モデルもある!
普段スマホと一緒に持ち歩くモバイ複数デバイスを同時に充電するなら「ポート数」も要チェック! ルバッテリーは、持ち運びやすいかどうかがポイントです。多くの人がカバンに入れて持ち歩く場合が多いと思いますが、カバンにしっかりと収まる大きさと薄さであるか確認が必要です。
そして、持ち歩く際に許容できる重さかどうかも確認しておくと良いでしょう。
バッテリー容量が大きく何回分もスマホを充電できるからと言って選んでしまうと、いざ持ち歩く時に大きすぎてカバンに入らなかったり、重くて持ち歩くのが億劫といった場合があります。
複数デバイスを同時に充電するなら「ポート数」も要チェック!
モバイルバッテリーに搭載されているポート数はサイズによって変わります。
小型モデルは1~2ポート。大容量で大型になると2~4ポートもあります。当然ですが、ポートが多ければ多いほど同時に充電できるデバイス機器が増えます。
普段自分のスマホだけという場合であれば、1ポートで十分ですが、スマホとタブレット、もしくは旅行先で複数人でシェアするといった場合には2ポート以上搭載しているモバイルバッテリーを選択しておくと便利です。
USB Type-Cのデバイスを充電するなら「USB-C」ポート搭載モデルを選ぶ。
USB-C(正式にはUSB Type-C)とは、次世代のUSB規格として制定された最新のコネクタ規格です。今までの規格に比べて、より高速なデータ転送やより大きな電力出力を実現しています。MacBookなどのノートPCやXperiaなどのAndroidスマホ等で続々と採用されている規格で、端子部分は上下左右の区別がない楕円形をしています。
USB-Cを搭載したデバイスが増えている昨今において、需要が高まっているのがUSB-C搭載モバイルバッテリーです。アップル社のMacBookやiPadではUSB-Cポートが搭載され、外出先での作業にはモバイルバッテリーと接続しながら使うといった人には外せないスペックと言えるでしょう。
モバイルバッテリーに搭載されたバリエーション豊かな機能から選ぶ。
現在販売されているモバイルバッテリーには、ただ充電ができるだけではなく、実に様々な機能や仕様のモバイルバッテリーが存在しています。
・カフェでのノマドワークに向いているACコンセント一体型。
・ソーラーパネル搭載の太陽光で電力を作り出すソーラーチャージャー型。
・アウトドアレジャーや災害用としても活用されるポータブル電源型。
・充電用ケーブルを持ち歩く必要がない便利なケーブル一体型。
・無接点充電機能を利用できるワイヤレス充電機能搭載型。
さらに、iPhone12・13シリーズに搭載されるMagSafe充電機能を活用した、マグネットでくっつくモバイルバッテリーも登場しています。
どんな用途やシチュエーションでモバイルバッテリーを使いたいか、そして自分のスマホに適したモバイルバッテリーはどれかといった点を考慮しながら選ぶことがポイントです。
モバイルバッテリーのおすすめメーカー
モバイルバッテリーを展開するメーカーは様々ですが、どうせなら信頼できるメーカーが良いですよね。ここではおすすめメーカーをご紹介するので、購入時の参考にしてみてください。
1.Anker(アンカー)
・小型で大容量のアイテムを多く展開している
・日本品質のサポートが受けられる
2.cheero(チーロ)
・ポーチ付きの可愛い製品が多い
・安全対策がしっかりしている
3.Elecom(エレコム)
・高性能製品をお手頃価格で購入できる
・日本のメーカーなので品質管理がしっかりしているので安心
などなど名前をあげればキリがないほど多くのメーカーが群雄割拠しています。
その性能や特徴は様々ですが、今名前をあげたメーカー・ブランドは大手家電量販店で並んでいる物も多く、実績がありサポート体制もしっかりしているので安心して購入できるでしょう。
用途や好みによっても選択するモデルは変わるので一概には言えませんが、その中でもあえておすすめするならばコスパが高く人気のあるAnker(アンカー)です。
Google出身のエンジニアであるスティーブン・ヤン氏が2011年に創業したハードウェアメーカーです。Amazonマーケットプレイスや国内でAnkerショップ・家電量販店を中心に展開していて、主力にはモバイルバッテリーやUSB充電器等の通電系製品、さらにワイヤレスイヤホン・Bluetoothスピーカーやプロジェクターなども発売しているグローバルカンパニーです。
国内では2013年1月設立の日本法人であるアンカー・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区)が製品の供給やマーケティングを担っています。Anker(アンカー)は価格が安く種類が豊富なだけでなく、日本でのカスタマースタッフが全員正社員、18ヶ月間の製品保証という徹底したユーザーファースト体制も支持されている理由です。
迷ったら人気のAnker(アンカー)のモバイルバッテリーを選んでおけば失敗することはないでしょう。
モバイルバッテリーの寿命を延ばす使い方・縮める使い方
モバイルバッテリーに搭載されているリチウムイオン電池は、日々繰り返し使うことでどうしても劣化していきます。スマホの充電時間が長くなったり、バッテリー容量がすぐ無くなったりといった現象は避けられないでしょう。
モバイルバッテリーメーカー各社は、繰り返し充電できるのは約500回としているところが多いようです。例えば、1日1回フル充電する場合、モバイルバッテリーの寿命はおおよそ1年4ヶ月くらい使える計算になります。消耗品であるモバイルバッテリーの寿命を延ばすにはコツがあります。
まず、過充電しないこと。満充電されている状態にもかかわらず電力を送り続けると電池に負荷をかけてしまいます。モバイルバッテリーの充電が完了したら、アダプターに接続しっぱなしにせず抜いておくようにしましょう。
そして、過放電を避けること。電池残量が0%の状態が長く続くと電池劣化を促進してしまいます。普段使いモバイルバッテリーも定期的にバッテリー残量をチェックして、充電が切れてしまっている場合には、充電しておきましょう。
また、高温の環境を避けること。高温の環境に置いておくと、電池の劣化が進んでしまいます。リチウムイオン電池の最高許容温度は約45度と言われており、暖房器具の前や夏の車内などに長時間置いておかないようにしましょう。
そうすることによってモバイルバッテリーの電池に極力負荷をかけずに長持ちさせることができるのです。
モバイルバッテリーの飛行機持ち込み
多くのモバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、発熱・発火・爆発などを引き起こす危険性がモノです。それ故、飛行機への機内持ち込みやお預けにどうしても制限があります。制限に引っかかってしまうと、その場で破棄や別の方法での輸送などになってしまいます。
バッテリー容量やワット時定格量(Wh)などによって取り扱いは様々ですが、その規定は各航空会社によっても異なります。旅行や帰省・出張などで飛行機を利用する場合は、事前に調べておくことをおすすめします。
モバイルバッテリーの機内持ち込みやお預けに関しては、各航空会社のサイトで確認しておきましょう。
・JAL(日本航空) 国際線/国内線・ANA(全日空) 国際線/ 国内線
・FDA(フジドリームエアラインズ)
・SNA(ソラシドエア)
・SFJ(スターフライヤー)
・AIR DO(エア・ドゥ)
・SKY(スカイマーク)
・Peach Aviation(ピーチ・アビエーション)
・ジェットスター
PSEマーク表示義務化と安全性
PSEマークとは、電気用品安全法の基準に適合する電化製品に付けられるマークのことです。PSEマークの「PSE」とは、「PS」は「Product Safety」、「E」は「Electrical Appliances & Materials」の略。
2018年2月1日に経済産業省が発表した「電気用品の範囲等の解釈について」の一部改正によって、2019年2月1日より日本国内でモバイルバッテリーの製造・輸入又は販売の事業を行う者はPSEマーク表示の無いモバイルバッテリーを販売することはできないと制度改正されました。つまり、国内で販売されるモバイルバッテリーにはすべてPSEマーク表示が義務付けられたのです。
これは、モバイルバッテリーの爆発事故が近年増加していることを受けての制度改定となります。消費者としては、しっかりとした検査を通過して安全性が保証されたPSEマーク取得製品が流通することは安心ですね。
この記事で取り上げているメーカーやブランドのモバイルバッテリーはすべてPSEマークを取得しているので安心してください。
しかし、本制度改定で意外と盲点なのが個人間の売買も対象となる点です。つまり、流行りのフリマアプリやネットオークション等で本制度適用前のPSEマーク表示の無いモバイルバッテリーをうっかり出品してしまうと制度違反となってしまうのです。個人とはいえ、ルールを理解して正しい取り引きをするよう注意が必要ですね。
不要になったモバイルバッテリーの捨て方
モバイルバッテリーを長く使い続けていれば、内部のリチウムイオン電池が劣化し、以前より充電に時間が掛かってしまったり、フル充電したはずなのに全然充電できないなんてことが起こります。この様な状態になってしまったら、モバイルバッテリーの買い替え時になります。
また、バッテリーが膨張してしまっている場合や、異臭がする場合には、すぐに使用を停止しモバイルバッテリーの製造元のメーカーに問い合わせましょう。膨張したバッテリーを調べるために自分で分解したりする人がいますが、これは分解時の衝撃で、発火や爆発が発生してしまうことがある大変危険な行為です。自分自身や周囲の人の安全のため独自の方法で分解などは行わないようにしましょう。
モバイルバッテリーは収集車や処理施設での発火の危険性があるため、自治体のゴミ回収で破棄することはできません。不要になったモバイルバッテリーは、小型充電式電池の引き取りを行っている家電量販店やホームセンターなどの電気製品販売店や自治体に持っていきましょう。回収ボックスへ入れる際には、そのままの状態だと他のバッテリーと接触してショートしてしまう危険があるので、金属部分をセロテープやビニールテープで覆い絶縁した状態にしておきます。
なお、回収の際には、本体回収になるので分解などせずにそのままの状態で持ち込む必要があります。解体された電池パックや、膨張や水濡れした電池などは回収の対象外になってしまうので注意が必要です。