この記事では、Everyday Carry(エブリデイキャリー)の徹底解説から人気のおすすめEDCグッズまで、幅広く網羅して最新のトレンドを随時更新しています。
2019年3月22日更新!みなさんは「EDC」という言葉を聞いたことがありますか。
Everyday Carry(エブリデイキャリー)の略で、”日々持ち歩く携帯品”という意味で用いられています。財布やカードケース、キーホルダーやガジェットなど外出時に携帯する小さめの荷物を総称してEDC(エブリデイキャリー)と呼ばれることもあります。近年、モノやサービスが所有から共有に変わり、キャッシュレス化をはじめとする多くのモノ・コトが必要な時に必要な分だけ使うシェアリングエコノミーの時代になりました。必然的に持ち歩く荷物も減っていき、ミニマリストという人も増えてきました。今回は、そういったミニマルなライフスタイルにマッチしたエブリデイキャリーの解説から、男ゴコロくすぐるEDCグッズの選び方まで幅広く紹介していきたいと思います。
Everyday Carry(エブリデイキャリー)、通称「EDC」とは?
Everyday Carry(エブリデイキャリー)とは、”日々持ち歩く携帯品”の意味で、略して『EDC(イーディーシー)』と言われています。人それぞれ、私たちの外出にはかかせない携帯品をより小さく軽く持ち歩くスマートなライフスタイルとして近年注目を集めています。一昔前で例えるなら『手ぶら派』と言えば分かりやすいかもしれませんが、近年においては『EDC』と言ってよりシンプルでミニマムな生活を好む人が持ち歩く携帯品といった意味合いで流行の兆しがみえています。
どんな人が持つの?
シンプルな生活を好むミニマリストや遊び心のある大人男子がEDCグッズを好む傾向にあるように思います。
ガジェッターやギークといった機械いじりが好きな人、キャンプやグランピングといったアウトドアレジャーに出かけることが好きな人には大人の遊び心を刺激するマルチツール系のEDCグッズが人気です。また、洋服はブランド品よりもコスパ重視で、ユニクロやGUなど低価格帯の無地なファッションで済ませるといったミニマリスト系男子にはミニ財布やマネークリップといったEDCアイテムを持ち歩く傾向にあるかもしれません。
※趣味趣向は人それぞれなので、あくまでも筆者の知人や職場の仲間、そしてEDCグッズを好んで使用している人を見て感じた個人的な見解となります。
シーン別、EDCグッズの種類と選び方(注意点)
EDCグッズは小型・軽量である為、どうしても機能や性能を絞っていることが多いアイテムです。故に、選び方によっては便利にも不便にもなってしまう可能性があります。そこで、どんなEDCグッズがそれぞれのライフスタイルやシーンに最適なのかメリット・デメリットを含めて紹介していきますので、ご自身にあてはめてEDCグッズ選びの参考にしてくださいね。
デイリーユース
ミニ財布
通常の財布よりも小型化や薄型化したミニマムウォレット。手のひらサイズでポケットに入り持ち歩きやすいメリットがあります。一方で、容量を絞っているので小銭が少ししか入らなかったり、収納できるカードが数枚といったこともありオールインワインの万能財布ではないことが多いです。現金決済よりも、スマホ決済やカード決済が多い人にはおすすめEDCグッズと言えるでしょう。
コインケース
文字通り小銭を入れて持ち歩くことを目的としたセカンドウォレット的な位置づけのEDCグッズ。紙幣は小さく折り曲げないと入らず、カードは収納できないタイプがほどんどなので、あくまでも小銭入れであることを理解しておきましょう。メインの財布は別に持っていて、車や職場のデスクに置いておいてちょっとした外出程度で持ち歩くライトな使い方をしたい人にはおすすめです。
マネークリップ
近年急速に進んでいるキャッシュレス化の波に合わせるように持ち歩く人が増えたEDCグッズではないでしょうか。キャッシュレス先進国に比べてまだまだ発展途上の日本において、現金が必要な場面が多くあります。そんな時に緊急要員的に紙幣を持ち歩いておきたいという人にはおすすめと言えるでしょう。
キーホルダー(キーチェーン)
あらゆるモノがインターネットに接続するIoT(Internet of Things)製品の登場やバイオテクノロジーによる指紋認証によって家や車の施錠に鍵を必要としないキーレス化は進行していますが、全面普及にはまだまだ時間がかかりそう。やはりまだ鍵は必要ですよね。ということで鍵をスマートに収納できるキーホルダーは依然として日々持ち歩くEDCの王道でしょう。トレンドのEDCキーホルダーは複数の鍵を重ねて持ち歩けるタイプやカッターやドライバーといったまったく別の機能を付加させたアイテムが登場しています。
文具系
文房具単体での使用目的で持ち歩くというよりも、別のEDCグッズに付加された機能として備わっていることが多い傾向にあります。例えば、キーホルダーに目盛りが付いていてものさしの代わりになったり、マルチツールの機能の一つにボールペンが搭載されていたりといったイメージです。
ガジェット(スマートフォン、スマートウォッチ)
言わずもがな、iPhoneをはじめとするデジタルデバイスは誰もが持ち歩くモノでしょう。もはやインフラであると言っても過言ではないスマートフォンを片時も離さないで日々過ごしている人も多いのではないでしょうか。ここ数年でApple Watchのようなウェアラブルガジェットも浸透してきており日進月歩で進化するモノが私たちの生活を豊かにしてくれています。
アウトドア(防災用、護身用)
マルチツール(工具系)
カッターやナイフ、工具用のドライバーといった様々な機能が備わった便利なEDCグッズです。まさに大人男子の心をくすぐるアイテムが多く、一見いつ使うんだろうと思ってしまうモノも多いので緊急時に使うEDCとしてカバンにしのばせておくと良いかもしれません。ただし、カッターやナイスは刃物なので取り扱いには十分注意してくださいね。
ライト
暗所でのちょっと明かりが欲しい時に便利なのが小型ライトタイプのEDCグッズ。キャンプといったアウトドアレジャーや災害時の照明確保に持っておくと安心できるアイテムですよ。
防犯ベル
物騒なこのご時世、犯罪に巻き込まれた時の防犯対策として携帯しておくと安心のEDC。また、声がでない状況に陥った時の防災対策としても心強いアイテムと言えるでしょう。備えあれば憂いなし。
旅行
オーガナイザー(ポーチ)
様々なEDCグッズをはじめ、薬や絆創膏など常に持ち歩いておきたい必要最小限のモノをひとまとめにできるオーガナイザーやポーチはEDCサポートアイテムとして定番。オーガナイザー単体で持ち歩くことが一般的ですが、バッグインバッグとして、メインのバックパックなどの中に入れおけば、メインのバッグを変更したい時にオーガナイザーだけ入れ替えれば良いので便利ですよ。海外旅行中に持ち歩くなら、スキミング防止対策が施されているオーガナイザーやポーチを選んでおけばさらに安心でしょう。
EDCグッズの持ち歩き方
小さく軽いEDCグッズは日常的に携帯するモノ。どのようにして持ち歩くのか紹介したいと思います。
ポケット
ビジネスシーンではスーツの内ポケットやシャツの胸ポケット、プライベートならズボンの前後ポケットに入れて持ち歩く人が多いです。ミニマリストはカバン自体を持ち歩かないというケースも多いので、ポケット入れてもかさばらないミニサイフなどがぴったりでしょう。
バッグの中
普段持ち歩くカバンの中に入れて持ち歩く場合、EDCグッズ自体が小さいのでどこにいったか分からなくなることも多々あります。なので、オーガナイザーやポーチにEDCグッズを入れた上でバッグインバッグすると良いでしょう。
バッグの外やベルト
EDCグッズにはカラビナを搭載しているキーホルダーやマルチツールが多くあります。そのカラビナをカバンやベルトにひっかけて持ち歩くといった方法もあります。
手持ち
オーガナイザーをそのまま手持ちで持ち歩くケースも多いです。ファッションアイテムとしても取り入れるオシャレさんも多いのでコーディネートの一つとして楽しめますね。
今流行ってるのはコレ!人気のおすすめEDCグッズ9選
デザインや機能、使用目的など多種多様にあるEDCグッズ。その中でも人気アイテムを編集部の独自目線によってランキング形式でTOP8を紹介します。今すぐ通販できるEDCグッズをピックアップしましたので気に入ったらチェックしてみてくださいね。
第9位:6-in-1ケーブル allroundoR plus
iPhoneやAndroidスマホといったスマートフォン各種のみならず、モバイルバッテリーやノートPCといった数多くのガジェットと接続してデバイス充電やデータ同期を可能とする6通りのケーブルが一つになった世界初のオールインワン充電ケーブルです。電源供給側にUSB-Type A・USB-Type C、そして端末側にLightning(MIF認証取得済み)、microUSB、USB-Type Cのコネクタが搭載されています。ケーブルは50cmまで伸縮する仕様なので接続しながら持ち歩くことも可能。コンパクトなカプセルケースにはストラップが付いているので、ベルトやカバンに取り付けて持ち運ぶことができる利便性も魅力です。デジタル時代のモバイルライフに心強いEDCグッズですよ。
第8位:カードをたくさん入れても薄い財布NEXT
複数枚のカードを収納しても厚みが出ないよう、カード取り出し口をすべて内側に向けて設計されている実用新案取得済みの新しいアイデアが生んだ財布です。収納は、カードポケットが4箇所、ICカード用ポケットが1箇所、フリーポケットが2箇所。さらに、小銭入れやお札収納スペースを完備するなど使い勝手に最大限配慮しつつ、驚くべき薄さを実現した外出時には持っておきたい財布ですね。
第7位:NITE-IZE ファイナンシャルマルチツール&マネークリップ+ポケットツール
頑丈なステンレス製のマネークリップ兼カードホルダーです。さらにそれだけではなく、缶切り・栓抜き・フックナイフ機能が本体内部に折りたたまれるように搭載されたEDCグッズとなっています。クレジットカードは4〜5枚収納可能で、お札折り曲げてクリップに挟むようにして持ち歩くことができます。各マルチツールは使用する時だけ本体内部から引き出して使うギミックが大人の遊び心を演出するアイテムですね。
第6位:spacewallet
片手ですっぽり握ることができるほど超小型のミニ財布。小さいからと言って侮るなかれ。お札やカードが収納できるのはもちろん、なんと小銭入れが付いているのでしっかりと財布としての機能を満たしてくれます。レビュー記事でも紹介していますが、実際にカード6枚・紙幣3枚・硬貨15枚を収納することができました。ただ、財布自体の大きさがカードやお札よりも小さい為、飛び出てしまいますが、そこはご愛嬌。いずれにしても、このコンパクトさで驚異の収納力を実現しているミニ財布と言えるでしょう。
第5位:Anker PowerCore 10000 Redux
モバイルバッテリーで有名なアンカーから登場した”究極の持ち歩きやすさ”を実現したコンパクトモバイルバッテリーです。片手で握れるほど小さく軽い形状ながら10,000mAhという大容量を誇ります。多くのスマホを約2~3回フル充電できるので外出には最適ですよ。スマホの充電切れ対策にポケットやカバンに入れておいて損はないでしょう。
第4位:GRAMAS L字ジップ型ミニウォレット
本革小物のハイブランドGRAMASから登場したミニマリストの為のL字ジップ型のミニ財布がランクイン。素材にはシュランケンカーフという非常に柔らかく肌触りの良い本牛革を採用したプレミアムな逸品。それでいて、中の構造を極限までシンプルかつ実用的にすることで必要最小限の物を持ち歩く人にとって最適なミニマムウォレットとなっています。ガチで使いやすく小さな財布を探している人にはおすすめですよ。
第3位:NITE IZE ヒッチ&ネックストラップ
スマホとスマホケースの間に薄いカードのようなモノを挟むことで、ストラップホールを新設してしまう便利な持ち歩き用EDCグッズです。首からぶら下げてスマホを携帯できるので、ポケットにモノを入れるのが苦手な人や夏の蒸れる時期に重宝します。カラビナ部分は簡単に取り外せて、スマートフォンとストラップを分離させることができるので、シチュエーションに応じて使い分けられます。通勤や通学だけでなく、旅行など荷物が多くて手がふさがっている時にも落下防止として役立ちますよ。
第2位:MYNUS FLIP UP WALLET
握るように掴むことでコインケースが飛び出すようなFLIP UP機構を取り入れたミニ財布です。小銭入れがひと目で把握できて取り出しやすく、お会計もスムーズで非常に実用的。また、素材に高品質な本革で有名な「栃木レザー」を使ったミニマルデザインも魅力的です。コンパクトでスリムな形状でありながらお札やカード入れも搭載している編集部一押しのミニ財布ですよ。
第1位:カードプロテクターケース「Cardee」
レバーを引くことで収納しているカードが整列して飛び出し、ひと目で目的のカードを選択できる超便利なカードケースです。クレジットカードなどを約6枚入れることが可能。しかもスキミング防止機能付きなので、旅行中にも安心。外装は高級感のあるアルミニウム素材が採用されており、フォーマルでもカジュアルでもシーンを問わずに使えるデザインとなっています。
ライターから一言
一昔前までは財布・カード入れ・名刺・携帯電話・ノートPC・メモ帳・筆記用具などなど、あらゆるモノを大きなバッグに入れて持ち歩いていました。しかし、その多くがスマートフォン1台で完結する世の中になり、年々持ち歩くモノが減ってきている実感があります。必要最小限のモノを持ち歩くサポートをしてくれエブリデイキャリーという新ジャンル。自分自身の生活スタイルに合わせて上手くEDCグッズを選ぶことができれば、より効率的かつスマートな人生を送ることができるでのではないでしょうか。続々と登場するEDCグッズに今後も注目していきたいと思います。