先日のアンカー新商品発表会でリリースされ、発売を楽しみに待っていたイヤホン「Anker Soundcore Life Note 3S」が本日2022年5月17日(火曜)発売されました。
アンカー初のインナーイヤー型を採用した完全ワイヤレスイヤホンということで、軽快な装着感で長時間ラフに使えるモデル。今の時代、パソコンでの作業中やWeb会議に重宝するイヤホンなので、個人的に期待していました。
しばらく使ってみて、やっぱりつけ心地が良くて快適に過ごせるし、これからの耳が蒸れがちな夏場にも最適。
驚いたのは、ドライバーに13mmの大型を積んでいて、なかなかパワフルな音を発してくれる点。インナーイヤーにありがちなスカスカな印象は一切なくて、価格に見合わない量感のある音質も良かったですね。
その一方でインナーイヤー特有の気をつけないといけないポイントもあったので、メリデメ含めて使用感をレビューしていきます。
製品仕様はこちら。
- 製品名:Anker Soundcore Life Note 3S
- JANコード:4571411198755、4571411198762
- 型番:A3945N11、A3945N21
- 色:ブラック、ホワイト(ベージュ)
- メーカー:アンカー・ジャパン株式会社(東京都千代田区)
- 商品種別:完全ワイヤレスイヤホン
- 形状:インナーイヤー型
- ボタン操作:タッチセンサー
- ドライバー:13mm口径ダイナミック型
- ケース寸法(約):57mm×52mm×32mm
- 重量(約):59g(ケース+イヤホン)、イヤホン片耳4g
- オーディオコーデック:AAC、SBC
- Bluetoothバージョン:5.2
- 再生時間:最長5時間、ケース併用で最長35時間
- USBポート:USB-C
- ワイヤレス充電:対応
- 防水等級:IPX4
- アクティブノイズキャンセリング:非対応
- 通話用ノイズリダクション機能:対応
- Soundcoreアプリ:対応
外観、防水性能、バッテリー持ち、接続安定性をチェック
丸っこくて角張ったところのないフォルムをした可愛い外観をしています。男女問わずに使いやすいですね。
カラーはブラックとベージュっぽい色の2カラーがあります。特にベージュの方は装着したときに肌に馴染む色をしているので、見た目にもナチュラルですね。
イヤリングやピアスをしている人なら、イヤホンを装着することによって耳元の外観が渋滞しちゃうじゃないですか。そういった意味でも耳元をゴチャつかせたくない人にベージュは好まれそうですね。
充電ケースの方は片手にポンっと収まるコンパクトサイズ。
多少の厚みはありますが、ポケットに入れたときにボコッとしすぎない程度かな。シャツの胸ポケットに入れて持ち歩く際に便利ですよ。
イヤホン本体はIPX4に相当する防滴仕様になっています。水に浸水するほどのスペックはありませんが、雨に振られたり、汗をかいたりするくらいなら問題ないでしょう。
再生時間は、イヤホン単体の利用で最長5時間、ケースにしまって充電を繰り返しながら利用する場合で最長35時間あります。
ケース併用で1日半弱もバッテリーが持つってのは、さすが充電器メーカーだけありますね。
USB-Cポートをそなえ、ケーブルでケースの充電を補充します。
そして、うれしいのがワイヤレス充電にも対応していること。
iPhoneやアンドロイドスマホに使うワイヤレス充電台を持っている方であれば、充電ケースを乗せるだけでチャージできるので便利ですよ。
スマホやパソコンなどのデバイスとイヤホンを無線接続する際のBluetoothバージョンは最新5.2に対応しています。
ガヤガヤした商店街の中、つり革が埋まるくらいの電車内、街中でのランニングに使ってみました。音飛びもなく、安定しているワイヤレス接続でしたね。
操作はタッチセンサー方式で、左右のハウジング部分をタップしたり長押しして操作します。再生や一時停止、音量のアップ・ダウン、曲送り・曲戻し、音声アシスタント、電話応答などをコントロールできます。
アプリで操作方法を変更できるので、自分が使いやすいようにカスタマイズすることをおすすめします。
インナーイヤー型の軽快な装着感と遮音性
「Soundcore Life Note 3S」はインナーイヤータイプを採用した完全ワイヤレスイヤホンです。
アンカーの完全ワイヤレスイヤホンというと、これまで紹介してきたのはどれもカナル型っていう耳栓みたいなタイプ。
カナル型は耳がギュッと詰まったような閉塞感が苦手な人にとっては辛いところでしたよね。
一方でインナーイヤー型は耳穴と耳に接する部分の両者をあわせて引っ掛けるイメージで装着します。
「Soundcore Life Note 3S」は耳に入れて引っ掛け、ステムが前に出るように少しひねって装着します。
実際付けてみると、やはりつけ心地が軽く、圧迫感もありませんでした。重量は片耳約4グラムという軽量さも相まって、長時間付けていても耳が疲れる印象はないですね。
Ankerのイヤホンを使いたかったけど、カナル型がネックで手が出せなかった人にはうれしいポイントでしょうね。
ただし、カナル型に比べれば耳穴を完全に塞がない分だけ隙間が生じます。そのため屋内利用では問題ありませんでしたが、屋外利用の際には環境音が耳へ入ってきやすいデメリットもあります。
特に地下鉄に乗車中は、走行音がうるさくて音楽や動画がしっかり聞こえないことが多々。アクティブノイズキャンセリング機能も付いていないので、通勤通学で頻繁に地下鉄に乗る人は留意しておきましょう。
しかしながら、イヤホン装着の状態で普通に会話ができるのは良かったですね。レジ前で店員さんと会話したり、家やオフィスで家族や同僚と話す際に役立ちました。
大型13mmドライバーから発する力強い音質
コーデックはSBCとAACに対応、ドライバーに13mmの大型口径ダイナミックドライバーを積んでいます。
視聴してみたところ、アンカーらしいドンシャリの低域が強く、インナーイヤーとは思えないパワフルな深みを味わえました。6千円台のインナーイヤー型でこの音質ならかなり良いですね。
中域のボーカルや音のメリハリにはやや不足感がありますが、値段を考慮すれば目をつむれるレベル。
1万円を超える上位機種「Soundcore Liberty 3 Pro」や「Soundcore Liberty Air 2 Pro」には及ばないものの、しっかり量感を感じさせてくれます。
アプリ側からイコライザーの変更や独自にカスタマイズも可能です。
また、前述していますが、外では環境音が混じってしまうので聴き取りにくくなります。なので、インドア利用が向いている完全ワイヤレスイヤホンだと思いますね。
Web会議用イヤホンとしてテレワークに活躍
マイクにはノイズリダクション機能が搭載されていて、音声の邪魔になる周りの騒音を抑えてくれます。
通話品質などをチェックしながらオンラインでの商談や打ち合わせなど、複数回使用してみました。
自分と会議相手の双方で使ってみつつ検証した結果、話している声をクリアに届けてくれましたね。何不自由なくWeb会議に使用できました。
ノイズリダクションの効果をすごい感じるかと言われれば、そうでもありませんが通話品質としては高めだと言えます。音楽視聴や動画視聴以外のテレワーク目的としてもオススメできるイヤホンだと言えます。
動画レビューはこちら
ライターから一言
お仕事やプライベートで使える屋内用イヤホンですね。付け心地が軽く、耳への負担や蒸れを抑えてくれるので、快適に過ごせます。価格を抑えながらもアンカーらしい低音が力強い音質も期待通りでしたね。