「人間工学に基づいたワークチェア」、最近よく目にしますよね。
種類も多く、素材感やデザイン性、機能性を重視したものなど様々です。高級チェアと呼ばれるものには20万円を超えるものまであります。
リモートワークが当たり前となってきた昨今では、座っている時間も長くなり、寝具同様に普段使うイスについても良いものを選ぶ重要性が高まっています。なるべく良いイスを購入したいと思っても10万円、20万円を超える椅子を簡単には買えないのが現状ではないでしょうか。
そんな中、高級チェア並みの機能性を持ちつつ8万円以下で購入できるGrowSpicaというワークチェアが日本メーカーであるRasical Japanから登場しました。
第一弾のGrowSpicaはクラウドファンディングのMakuakeで3,778万円の支援を集めた人気商品です。
今回、ご紹介するのはGrowSpicaの最上位モデルとなるGrowSpica Eliteです。
先に言っておくと8万円以下で購入できるとは思えない機能性と実用性を備えたワークチェアでした。
早速、使用感など含めレビューしていきます。
今回紹介する商品はこちら
製品仕様はこちら
- 商品名:GrowSpica Elite
- UPC/JAN:4589672874226、4589672874233
- カラー:ホワイト、ブラック
- 全体サイズ:幅52.3x奥行65.5x高さ103.5-128.4cm(昇降式)
- 素材:メッシュ→WINTEX製フルメッシュ フレーム→ポリマーナイロン+ガラス繊維+ポリプロピレン+アルミ合金 アームレスト→ポリマーナイロン+20%ガラス繊維+PU(ポリウレタン)CFCsなし+アルミ合金 ハンガー→ポリマーナイロン+20%ガラス繊維 シャーシ→アルミ合金 脚→アルミ合金 キャスター→ポリマーナイロン+PU(ポリウレタン)CFCsなし シリンダー→4級クラス
- 重量:製品本体23.58kg、包装重量29.68kg
- 耐荷重:135kg
- 包装サイズ:830×640×530mm
- 内容物:イス本体、説明書、組み立てキット
- 注意点:簡単な組み立て作業が必要です。
簡単な組み立て
なかなか大きめの段ボールで届きます。重さも30㎏近くあるため、室内で運ぶ際は慎重に運びましょう。
段ボールを開けると一番上に大きな組み立て説明書が出てきます。ユーザーへの配慮を感じます。初めて組み立てる方も安心できますよね。
組み立ての際の手袋や床を傷つけないための作業用マット、メッセージカードも入ってました。説明書含めこういった気遣いって嬉しいですよね。
一旦、中身を全て出すと、こんな感じです。イス本体が既に組みあがっている状態のため組み立ての工程は少なく簡単です。
説明書通りに作業をしていきます。先ずはベース(脚の部分)にキャスターを取り付けます。
ベースにシリンダーをはめ込みます。
イス本体にベースを取り付けます。イス本体は重いため、横に寝かした状態で作業することをおすすめします。(足や手を挟まないよう気を付けて作業しましょう)
ヘッドレストにハンガーを取り付けます。個体差もあるかもしれませんが、差込み部分はちょっと堅めで力がいります。
ネジで固定していきます。(ネジや六角レンチはもちろん付属しています。)
イス本体にヘッドレストを取り付けます。ここもちょっと堅めなので差し込む際に力がいります。
イス本体下にフットレストを取り付けていきます。イス本体座面下を覗くと丸い穴が二つあるため、フットレストのパイプ部分を差し込みます。
差し込んだあとは、パイプの後ろ側に付属のゴムスリーブをネジで取り付けます。
組み立て完了です!一人で5分~10分ほどで組み立てられると思います。
作業後の手袋です。意外と汚れてました。気を付けて作業すればケガするようなことはないと思いますが、手袋を着用して作業することをおすすめします。
高級感と剛性の高さを感じるデザイン
今回はホワイトの商品ですが、メッシュ部分は真っ白というよりは少しグレーが入った感じでしょうか。白を基調としたデスク周りとの相性も良さそうです。
脚部分の素材にもアルミ合金が使用されており高級感があり、剛性も高そうです。
背面はブラックメインのカラーでフレーム部分はアルミ合金となっており色のメリハリがありつつ高級感も演出されている印象です。
座面部分の作りも非常に丁寧です。少しアーチを描く作りとなっており、太ももへの負担を軽減できそうです。
抜群の機能性
GrowSpicaの特徴の一つである操作レバー。これが非常に使い易いです!
上下の高さ調整はもちろん、座面の前後移動と背もたれのリクライニング調整がレバー1本で可能となっています。座る位置や姿勢をこまめに変える方には非常に便利なレバーです。
4Dアームレスト。アームレストは上下の調整はもちろん左右、前後の調整も可能。
上下については裏側のボタンを押しながらの調整。その他の調整についてはそのまま動かせます。
肘を乗せる部分も少し柔らかい素材となっているため長時間肘をついての作業が可能です。
座面、背もたれ、ランバーサポート、ヘッドレスト、フットレストはメッシュ素材。
長時間座っている際の蒸れを防止できるのはありがたい。張りの強さについては硬すぎず、柔らかすぎず程よい張りです。
座った際に程よくお尻と太ももを支えてくれている感じです。
ヘッドレストは高さ調整に加え回転角度38度で5段階で調整できます。首の位置を自分の丁度良い位置に移動できるので首の疲れを軽減できます。
ヘッドレストにはハンガーがついておりジャケットなどをかけることができます。
ラバーサポートについては4段階調整。この機能も他のワークチェアには見られない特徴の一つですね。腰をしっかり支えて欲しいという方にはありがたい機能。
背もたれ部分についてもランバーサポートと一緒に高さ7cm/14段階で調整可能。
ヘッドレスト、背もたれ、ランバーサポート、座面、リクライニングと調整できる箇所が多く、自分の体格や姿勢に合わせて自由に調整できるため、長時間座っての作業が以前と比較して非常に楽になりました。
又、読書やゲーム、仮眠など様々なシーンで使用でき自由度の高い機能を待ったワークチェアです。
GrowSpica Proとの違い
GrowSpica Proではリクライニングした際にアームレストは連動しなかったが、Eliteはリクライニングに合わせてアームレストが連動するようになっています。
この機能は実は便利でリクライニングでの読書やスマホの操作をする際に楽な位置に肘を置くことができます。
フレームや脚回りにアルミ合金が使われていることにより、剛性が高くなりグラつきやきしみ音の低減に繋がっている印象。又、アルミ合金のシルバーが高級感を演出しています。
この点にメリットを感じない方はGrowSpica Proもおすすめです。
良かった点、惜しい点
良かった点
- 上質なメッシュ生地で座り心地が良い
- 楽な姿勢をサポートし、長時間の作業でも疲れづらい。
- 自由度が高い機能性でコスパも良い。
惜しい点
- ヘッドレストの高さ調整が固く、調整がしづらい。
- アームレストは柔らかすぎて、すぐ動いてしまう。(他の機能面が良いためこの2点が気になってしまうという程度。)
ライターから一言
個人的には8万円以下で購入できるというのが驚きでした。とにかくコスパの高い高機能なワークチェアです。
今回紹介した商品はこちら
2023.11.27 10:00 配信